出版社内容情報
近代日本の文学とは、いったい何だったのか。社会や思想状況と、どのように関わってきたのか。「青春」を鍵に展開する刺激的論考。
近代日本の文学とは、いったい何だったのか。社会や思想状況と、どのように関わってきたのか。「青春」を鍵に展開する刺激的論考。
【著者紹介】
1946年生まれ。『ユリイカ』『現代思想』編集長として活動後、評論家に転じる。主な著書に『私という現象』『メランコリーの水脈』『身体の零度』『考える身体』など多数。雑誌『ダンスマガジン』『大航海』を創刊し、編集長。
内容説明
小林秀雄は、なぜ、青春にこだわらなければならなかったのか。秀逸な小林論でありながらそこにとどまらず、近代日本の文学・思想を博捜し、さらには江戸時代までさかのぼってスリリングに展開する画期的文芸評論。「日本近代文学は青春という病の軌跡にほかならない。その視点に立ってひとつの歴史が語られなければならないと考えた」著者の会心作。
目次
青春の終焉
恋愛の台本
ドストエフスキーの波紋
歴史とカーニヴァル
道化の逆説
笑う近代
女々しさの勁さ
十九世紀日本文学
馬琴の影
故郷転生
教養の幻想
文化の皮肉
大学の死
急進と根源
失うものは何もなかった…
著者等紹介
三浦雅士[ミウラマサシ]
1946年生まれ。1970年代、『ユリイカ』『現代思想』編集長として活動。1980年代に評論家に転じ、文学、芸術を中心に執筆活動を展開。1991年には『ダンスマガジン』を創刊し編集長に。1994年には、思想誌『大航海』を創刊し編集長をつとめた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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東京湾
澄川石狩掾
y-k-057
海野藻屑
(^_^)/