講談社学術文庫<br> 国家と革命

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講談社学術文庫
国家と革命

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  • サイズ 文庫判/ページ数 296p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062920902
  • NDC分類 309.3
  • Cコード C0130

出版社内容情報

議会制ではもう無理だ!―代議制の欺瞞を暴き、直接民主制は可能だと断ずる革命政権マニフェスト。歴史的挑発に我々は堪えられるか? 「民主主義を徹底せよ。それが死滅するまで!」
代議制の欺瞞を暴き立て、直接民主制は可能だと断ずる革命政権マニフェスト。
論争と実践の書でありながら国家とは階級支配機関だという一線を譲らず、代議制の欺瞞を暴き立て、あらゆる妥協論を弾劾する。理論と実践が完全に統一されているかのような口ぶりは、原則を忘れたい我々をおびやかす。歴史的挑発の書。

「マルクス主義の国家学説と革命におけるプロレタリアートの諸任務」(副題)
第一版のまえがき
第二版のまえがき
【1章 階級と国家】
1.階級間の抜きがたい対立の産物としての国家
2.武装した人間の特殊部隊、監獄、その他
3.抑圧された階級を搾取する道具としての国家
4.国家の「死滅」と暴力革命
【2章 国家と革命 一八四八?一八五一年の経験】
1.革命前夜
2. 革命の総括
3.一八五二年におけるマルクスの問題設定
【3章 国家と革命 パリ・コミューン(一八七一年)の経験 マルクスの分析】
1.いかなる点でコミューン闘士の企図は勇壮なのか
2.粉砕された国家機構は何に置き換えるべきか
3.議会制の撤廃
4.国民の統一を図ること
5.国家という寄生生物の廃絶
【4章 つづき エンゲルスの補足的注釈】
1.『住宅問題』
2.無政府主義者との論争
3.ベーベル宛書簡
4.エルフルト稿料草案批判
5.マルクス著『フランスの内乱』に寄せられた一八九一年の序文
6.民主制の克服に関するエンゲルスの見解
【5章 国家死滅の経済上の原理】
1.マルクスによる問題設定
2.資本主義から共産主義への移行
3.共産主義社会の第一段階
4.共産主義社会の高度の段階
【6章 日和見主義者によるマルクス主義の卑俗化】
1.プレハーノフと無政府主義者の論争
2.カウツキーと日和見主義者の論争
3.カウツキーとパネクークの論争
【7章 一九〇五年と一九一七年のロシア革命の経験】(7章は未完)
第一版のあとがき
訳注
訳者あとがき―解説に代えて
学術文庫版訳者あとがき
解説(白井聡)


レーニン[レーニン]
著・文・その他

角田 安正[ツノダ ヤスマサ]
翻訳

内容説明

世界を震撼させたロシア十月革命。その指導者レーニンによる革命権力マニフェスト。論争と実践の書でありながら国家とは階級支配機関だという一線を譲らず、代議制の欺瞞を暴き立て、直接民主主義の徹底を訴えてあらゆる妥協論を弾劾する。理論と実践が完全に統一されているかのような口ぶりは、原則を忘れたい我々をおびやかす。歴史的挑発の書。

目次

第1章 階級社会と国家
第2章 国家と革命―一八四八‐一八五一年の経験
第3章 国家と革命―パリ・コミューン(一八七一年)の経験マルクスの分析
第4章 つづき―エンゲルスの補足的注釈
第5章 国家死滅の経済上の原理
第6章 日和見主義者によるマルクス主義の卑俗化

著者等紹介

レーニン[レーニン][Lenin,Vladimir Il’ich]
1870~1924年。1917年にロシア十月革命を主導し、ソヴィエト政権の首班となった

角田安正[ツノダヤスマサ]
1958年生まれ。東京外国語大学大学院地域研究研究科修士課程修了。防衛大学校教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

cockroach's garten

23
レーニンが目指す共産主義の社会をマルクスとエンゲルスの著作から引用して説明している。私は共産主義とは権力の一極集中型によるプロレタリア独裁だと思っていた。現にレーニンも演説で「全ての権力をソビエトに」という有名な発言があったから。しかし、それは彼の理想ではなかった。彼は抑圧の権化である権力を消滅させたかった。その総合体である国家を消滅させ新たに平等な共同体を作りたかった。それを実現するため一時的にプロレタリア独裁を敷いて反体制派を撃滅させることが必須だった。 コメントへ続く2018/06/07

しんすけ

20
レーニンのユートピアと云える。 本書の解説ではこれを否定しているが、ぼくはあえてそう発言したい。なぜならレーニンが考えたことが100年経っても実現していないからである。 レーニンは官僚が居ない社会を求めていた。しかし中国もロシアも官僚社会である。あの北朝鮮でしかそうではないか。 資本主義とはレーニンが説くところによると官僚と軍隊によって成立する社会である。その意味では北朝鮮は強固な資本主義国でしかない。 つまりレーニンが考えたことは何一つ実現していない。だから本書はレーニンのユートピアなのである。2020/01/14

はとむぎ

13
みんな何も分かってない!俺だけがマルクスとエンゲルスを完璧に理解し、理想的な社会を実現できると叫んでいる。何故、こんな独りよがりな人が、何らかの活動の中心人物となれたのか?組織が間違う時は、人々が現状に怒りや不安を抱えている時。上層部に偏った意見を持つ人がついた時。その人が妄想で計画をした時。2022/03/16

34

13
奇妙な本、という印象をもたない読者はおそらくいないのではあるまいか。しかしもし今日「資本主義の超克」(この言葉は比較的穏健な思想家[たとえばトマ・ピケティ]の口からも聞かれるようになってきた)を志向=思考するなら、レーニンが当時のボリシェヴィキの特殊・知的な条件のもとで考えようとした「必要なる国家の廃棄」という問題を避けて進むことは不可能だ。国家は必要である。そして国家の廃棄も必要である。ここから少なくとも二つの「道なき道」がある。(解説者の白井聡のように)レーニンから「力の思想」を学ぶか。2021/04/30

肉欲棒太郎

8
ロシア革命100周年ということで再読。ブルジョア国家は暴力革命によって「廃絶」しなければならないが、プロレタリア国家は「死滅」するのを待つしかないとは、何とも身勝手な理屈だよな〜とは思いつつも、国家は階級支配の機関であるということは、やはり肝に命じておく必要があるなと。それにしても白井聡のような「日和見主義者」にレーニン本の解説を書かせるとは、講談社には困ったもんだ。2017/01/03

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