講談社学術文庫<br> 風姿花伝

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講談社学術文庫
風姿花伝

  • 市村 宏【全訳注】
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  • サイズ 文庫判/ページ数 272p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062920728
  • NDC分類 773
  • Cコード C0174

出版社内容情報

世阿弥元清が遺した最古にして至高の能楽書。幽玄、物学、花など、能楽の神髄を原文で読み解く。秘すれば花なり、秘せずば花なるべからず
日本文化史に屹立する能楽の聖典、その神髄とは?
世阿弥能楽論の逸品『花鏡』の翻刻を併録

世阿弥元清が、亡父観阿弥の教えをもとにまとめた『風姿花伝』。「幽玄」「物学(物真似)」「花」など、能楽の神髄を語り、美を理論化した日本文化史における不朽の能楽書を、精緻な校訂を施した原文、詳細な語釈と平易な現代語訳、解釈を深めるための余説で読み解く。息子の観世元雅に幽玄能の奥義を伝えるべく書きつづった『花鏡』の翻刻を併録する。

「命にはをはりあり、能にははてあるべからず」と、信念を吐露した世阿弥の言葉はいつわりではなかった。「初心をわすれずして、初心を重代すべし」という、この道に果てあらしめぬための秘伝は、ひとり能楽においてのみならず、人間のなす業を不朽のものとするためにはこれまたゆるがぬ箴言となっている。――<本書「はしがき」より抜粋>

※本書の原本は、1969年、桜楓社より刊行されました。

風姿花伝
 風姿花伝第一 年来稽古条々
 風姿花伝第二 物学条々
 風姿花伝第三 問答条々
 風姿花伝第四 神儀云
 (風姿花伝第五) 奥儀云 私義云
 (風姿)花伝第六 花修云
 (風姿)花伝第七 別紙口伝
解題
付録 花鏡


市村 宏[イチムラ ヒロシ]
著・文・その他

内容説明

世阿弥元清が、亡父観阿弥の教えをもとにまとめた『風姿花伝』。「幽玄」「物学(物真似)」「花」など、能楽の神髄を語り、美を理論化した日本文化史における不朽の能楽書を、精緻な校訂を施した原文、詳細な語釈と平易な現代語訳、解釈を深めるための余説で読み解く。息子の観世元雅に幽玄能の奥義を伝えるべく書きつづった『花鏡』の翻刻を併録する。

目次

風姿花伝(年来稽古条々;物学条々;問答条々;神儀云;奥儀云私義云;花修云;別紙口伝)
付録 花鏡

著者等紹介

市村宏[イチムラヒロシ]
1904年、長野県生まれ。東洋大学文学部国文学科卒業。新村出の委嘱により「広辞苑」の編集主任をつとめた。東洋大学国文学科教授、のち東洋大学名誉教授。歌人。1989年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

バズリクソンズ

22
岩波文庫版は現代語訳が乏しく、最適なのがこの講談社学術文庫だと決めて購入したところ、当たりでした。著者の苦心の跡が存分に感じられる現代語訳は今後何年時が経とうが必読。「秘すれば花」「初心忘るべからず」の言葉に込められた能の世界を一子相伝で受け継ぐのに、観世父子があらゆる方面の勉強を積んできた苦労がこの一冊で十分知れる。特に思わず唸ってしまった一節は本書113ページ「凡そ家を守り芸道を重んずるがために、亡父の遺訓などを心底深く刻みおいて、その大概を記録するのは、世間の譏をも忘れ、道の廃絶せんことを→2022/05/03

ちゅん

5
観阿弥の息子、世阿弥により書かれた「能」の心得を書いた本。書かれた言葉は「能」にだけ当てはまることでなく、より普遍的かと思います。例えば、「花と面白さ」には何故価値があるかの話があります。それは希少性と珍しさがあるためです。この考えを世阿弥は猿楽に取り入れ、珍しさの要素により観客を魅了します。そして、同冊収録されている「花鏡」にはあの「初心忘るべからず」の話があります。普遍性がある学びをこの本から得ることができますよ。2017/11/18

Jun Shino

4
「秘するは花を知ること、秘すれば花なり、秘せずば花なるべからずとなり。この分け目を知ること、肝要の花なり。」 能の歴史的大家世阿弥が、父の観阿弥の言をもとに能の真髄を語った伝書。 読み始めは少し大変かな、と思った。でも、読み進むにつれ、芸術家の顔とともにプロフェッショナルとしての実際的な理論も見えてかなり面白かった。年齢を重ねるにつれ演者が心がけねばならないこと、幽玄、花、さまざまな細かいケースの対応、そして秘すること。秘すことはそれだけで大きな効用がある。現代にも通じるもの。ふううむと唸った。2019/12/24

monotony

4
なかなか難解な書物でした。解説なしでは読めません。特に言葉では伝えきれないとされた別紙口伝の章、大切なことは文章では伝わらない。それでもまずは現代文で意味を捉えるところから・・・。2016/01/06

qwer0987

3
古文や能の知識が乏しいので最後の『花鏡』はしんどかったが、内容は示唆に富むものも多かった。各年齢に合わせた指導内容は能以外にも相通じるものがあるし、芸術至上主義に陥ることなく大衆に受けることを説き、どうすれば受けるかなどを具体的に語っている部分は感心する。また初心に立ち返り、学ぶことを追求する謙虚な姿勢にも感銘を受けた。そんな世阿弥が求めるのは花という概念を伴った幽玄の世界だ。その世界を体現するため言葉を費やし、なんとか後世に伝えようとしている。まさに、人、人にあらず、知るをもて人とす、の世界であった2020/10/21

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