講談社学術文庫<br> マハン海上権力論集

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講談社学術文庫
マハン海上権力論集

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  • サイズ 文庫判/ページ数 272p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062920278
  • NDC分類 397
  • Cコード C0131

出版社内容情報

20世紀の軍事や政治に多大な影響を与えた軍事理論家の代表作を厳選し翻訳、その真髄に迫る。国家の繁栄をはかる独創的なシー・パワー理論
海を制する者が世界を制す
秋山真之に多大な影響を与えた近代海軍の父、その思想と生涯

国家の繁栄には貿易の拡大を必要とし、それにはシーレーン確保や海軍力増強が重要となる――。近代海軍の父・マハンの海上権力理論は、秋山真之をはじめとする旧日本海軍のみならず、同時代の列強、そして現代に到るまで諸国家の戦略に多大な影響を与えている。海の可能性が注目される今、大きな示唆を秘めた海洋戦略論を、代表作を通して紹介する。

海軍士官、海軍史家、大海軍主義(ネイヴアリズム)のイデオローグ、戦略家、世界政治の評論家。さらに彼は「帝国主義者」をもって自任し、海外進出のプロパガンティストとして筆を振るい、世紀転換期の膨張政策を正当化するために、一連の時代思潮を、ときには相矛盾する形で体現する思想家でもあった。本書では、このようなマハンの著作から代表的な文章を7編選んでみた。――<本書「解説」より>

※本書は1977年、研究社出版株式会社から刊行された「アメリカ古典文庫8 アルフレッド・T・マハン」をもとに、「解説」などの新規加筆を行ない、再編集を施しました。

解説 歴史に及ぼしたマハンの影響――海上権力論と海外膨張論(麻田貞雄)
●海上権力の歴史に及ぼした影響(抜粋)
●合衆国海外に目を転ず
●ハワイとわが海上権力の将来
●20世紀への展望
●海戦軍備充実論
●アジアの問題(抜粋)
●アジア状況の国際政治に及ぼす影響(抜粋)


麻田 貞雄[アサダ サダオ]
編集/翻訳

内容説明

国家の繁栄には貿易の拡大を必要とし、それにはシーレーン確保や海軍力増強が重要となる―。近代海軍の父・マハンの海上権力理論は、秋山真之をはじめとする旧日本海軍のみならず、同時代の列強、そして現代に到るまで諸国家の戦略に多大な影響を与えている。海の可能性が注目される今、大きな示唆を秘めた海洋戦略論を、代表作を通して紹介する。

目次

海上権力の歴史に及ぼした影響(抜粋)
合衆国海外に目を転ず
ハワイとわが海上権力の将来
二〇世紀への展望
海戦軍備充実論
アジアの問題(抜粋)
アジア状況の国際政治に及ぼす影響(抜粋)

著者等紹介

マハン,アルフレッド・セイヤー[マハン,アルフレッドセイヤー][Mahan,Alfred Thayer]
1840~1914

麻田貞雄[アサダサダオ]
1936年生まれ。カールトン大学歴史学部卒業、イェール大学大学院博士課程修了(Ph.D,アメリカ史)。同志社大学名誉教授。専門はアメリカ外交史・海軍史・日米関係史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ちぃ

34
抄訳部分を読んでから序文に戻るのがいいかもしれない。マハンの論はかなり好戦的で「やられる前にやれ」「攻撃こそが最大の防御」と言わんばかりである。私は日本人なので台頭する日中に対する警戒心のこもったマハンの視点はなんとなく新鮮に映った。これまで「民衆⇔権力⇔戦争」の三者間に対する知識は蓄えてきたと思うけれど『権力⇔権力』の関係性にはいまいち関心が薄かったのだなと反省。中世までの戦史と地政学についてもっと勉強したいなと思った。当時の日本人の知への貪欲さを見習いたいが、捉われて現実を見失うことないようにしたい。2017/02/19

白義

14
シーパワー論の基礎を集成したマハンの思想を、さまざまな論文から浮き彫りにする入門アンソロジー。通商圏の拡大とそれを保護、維持するための海軍力。さらにその海軍力を円滑に働かせるための根拠地の三支柱からなる海上権力、という連鎖的な考え方が分かりやすくまとめられている。時評でも、太平洋の制海権を握るための、ハワイや対中国問題の重要性を19世紀末から盛んに論じている先見性には、そのイデオロギー性や荒い文明論的枠組みを考慮してもなお驚かされる。帝国主義時代が前提の理論だが、現代でも基本は妥当する2014/06/28

植田 和昭

12
読んでいて頭がおかしくなるかと思った。マハンと言えば秋山真之が師と仰いだ人物。海上権力史といえばアメリカの海軍兵学校のみならず海上自衛隊でもバイブルとされている書物。しかし、内容はと言えば西洋第一主義、キリスト教第一主義、アメリカファーストの書である。彼は自分の言葉に酔いしれている。日本で言うと石原完繭の最終戦争論が近い。述べられているのは限りない東洋文明への侮蔑、偏執狂的な誇大妄想。支離滅裂な論法。彼が、少将でやめなければならなかったのもわかる気がする。これは、狂人の書である。2024/09/08

異世界西郷さん

10
前々からマハンに興味があったので読んでみました。多分、最初の訳者の解説が無かったら完璧に詰んでいたと思います。マハンって日本ではあまり知られていませんが、彼の論文を読んでみると、何でマハンが歴史の教科書に載らないのか不思議でなりません。マハンのように広い視野を持ち、素直に物事を見ることは見習いたいですね。2014/02/09

newborn

4
マハンの影響力で日本を含め、西欧の海軍も改革されていったという序盤の記述がありましたが、彼の主張を読んでみると当たり前の事を言っているようにしか個人的には感じませんでした。彼の理論によってどのようなアイデアを諸国が持つようになったのか時代背景の知識がないもので、どこが革新的だったのか全然分かりません。現代の社会システム論とか世界構造の学問と比べると見劣りしてしまうような、単純な世界観が目立ちました。2015/03/21

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