内容説明
「蒋政権を相手にせず」との声明を出し「暴支膺懲」「聖戦完遂」のスローガンのもと、日中戦争和平への手がかりを消してゆく日本。事態が行詰まるなか「紀元二六〇〇年」の奉祝行事が営まれた昭和十五年は、表の華やかさと裏腹に国際情勢の変化につれて暗雲が兆し始めていた。米国の出方を警戒しつつも南部仏印進駐へと政策展開してゆく過程を検証。
目次
プロローグ 昭和十五年の日本
1 宇垣外相はなぜ辞めたか
2 汪兆銘をどうみるか
3 日中戦争の解決策はなかったか
4 近衛新体制とは何であったか
5 松岡外交は何を意図したか



