講談社学術文庫<br> 「日本」とは何か―日本の歴史〈00〉

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講談社学術文庫
「日本」とは何か―日本の歴史〈00〉

  • 網野 善彦【著】
  • 価格 ¥1,551(本体¥1,410)
  • 講談社(2008/11発売)
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  • サイズ 文庫判/ページ数 384p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062919005
  • NDC分類 210.1
  • Cコード C0121

出版社内容情報

講談社版日本の歴史シリーズ待望の文庫化。 2000年月より刊行されたシリーズ26巻を学術文庫に収録。初巻は網野善彦氏が取り組んだ課題の集大成。この国のカタチを描ききり読書会に反響を呼んだ力作。

網野 善彦[アミノ ヨシヒコ]
著・文・その他

内容説明

「日本」という国号はいつ決まったのか。海に隔てられた「島国」に単一な民族が住み、独自の文化が育まれたのか。東にも西にも稲作が行きわたり「百姓」が均質な社会を作っていたのか―この国の成り立ちに関する常識や通説に向けて問題を提起し、柔軟な発想と深い学識で新たな列島像を展開した網野史学の集大成。文庫版本格的通史の劈頭を飾る。

目次

第1章 「日本論」の現在(人類社会の壮年時代;日本人の自己認識―その現状)
第2章 アジア大陸東辺の懸け橋―日本列島の実像(アジア東辺の内海;列島と西方地域の交流;列島の北方・南方との交流;東方の太平洋へ;列島社会の地域的差異)
第3章 列島社会と「日本国」(「倭国」から「日本国」へ;「日本国」とその国制;「日本国」と列島の諸地域;列島諸地域の差異;「日本・日本人意識」の形成)
第4章 「瑞穂国日本」の虚像(「日本は農業社会」という常識;「百姓=農民」という思いこみ;山野と樹木の文化)
第5章 「日本論」の展望(「進歩史観」の克服;時代区分をめぐって)

著者等紹介

網野善彦[アミノヨシヒコ]
1928‐2004年。東京大学文学部卒業。名古屋大学助教授、神奈川大学短期大学部教授、同大学特任教授を歴任。専門は日本中世史、日本海民史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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KAZOO

137
網野さんが日本歴史全集の最初に日本という国について書かれたもので、かなりその考え方あるいはご自分の思いが出ていると感じられます。私は比較的網野さんの書いたものについては目を通してきているのでその軸がぶれていないことはわかります。比較的保守的な考え方を持っているひと(かくいう私も超保守的ですが)にとってはいろいろ意見があるのでしょうね。2017/02/15

榊原 香織

129
網野節爆裂で面白かった。シリーズ26巻の00(前振り?) 海の道によるダイナミックな交流、西と東の思っているより大きな違い、など、教科書的常識を打ち破る。 原本2000年。著者、最晩年、これだけは言っておかなければ、と。2025/01/08

かんがく

22
いつもの網野善彦。日本の枠組の話と、百姓は農民じゃないという話と、被差別民の話など。これにて講談社日本の歴史シリーズ全巻読了。初めて通史を読み切り、日本史に関する理解が深まった。網野善彦の監修ということもあり、従来の説に疑義を呈するような意欲的な説が多くて面白かった。当たり外れはあるが、図や年表も充実しているので、今後も時期を見て読み直したい。2019/05/30

松本直哉

21
万世一系の天皇制や単一民族の農民社会など、流布された右翼お好みの俗説を、かつて自らも高校教師として無反省に教えてきたことを恥じつつ、ひとつひとつ論駁していく情熱に打たれる。百姓イコール農民ではなく、水呑百姓とされていた人々が、極貧どころか、実は商工業や流通業で豊かに暮らしていた例、東日本と西日本が、政治経済はじめあらゆる分野で、ほとんど別の国といっていいほど異なっていたことなど。農業のみならず林業・漁業・炭焼き・手工業などへの幅広い視野で、教科書で習った日本史の風景が一変するような読書であった。2024/07/06

coolflat

20
「建国記念の日」、「国旗国歌法」批判を皮切りに、「日本は単一民族、単一国家」や「瑞穂の国日本(百姓=農民)」や「神武即位2600年」など、現代日本人に定着している『神話(明治以後の支配層によって捏造された虚像)』をことごとく否定している。アイヌや琉球に限らず、東北北部は蝦夷、南九州は隼人といったように、日本国(というよりもむしろ日本列島)は多様な民族・社会で形成されてきたことがよくわかる。この多様な日本列島の中で、最初の本格的な国家、「日本国」が7世紀末に確立するが、それが列島全域を覆った国家ではなかった2018/11/29

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