講談社+α新書<br> 戸籍アパルトヘイト国家・中国の崩壊

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講談社+α新書
戸籍アパルトヘイト国家・中国の崩壊

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  • サイズ 新書判/ページ数 222p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784062915069
  • NDC分類 302.22
  • Cコード C0295

出版社内容情報

20年以上も中国奥地の農村を研究し、途轍もない貧困を目撃した著者…9億人の貧農を競争力の落ちた4億人の都市住民は養えるのか? 20年間に40回以上も中国奥地の農村を訪れ、合計300日にも及ぶリサーチを行った著者の結論――9割が中国沿海部に滞在している日本人の「上海メガネ」からは、彼の国の一片の真実も見えない! 
 「韜光養晦」は、トウ小平が打ち出した「才能を隠して内に力を蓄える」中国の外交・安全保障の方針。しかし習近平はこれを破り、アメリカに挑戦を始めた……まだ機は熟していないにもかかわらず。これが中国3000年の歴史の中で最大の失敗だった。
 カネも知識もない9億人の貧農を、競争力の落ちた4億人の都市住民が支えるのは絶対に不可能! いわんや中華思想的なメンツから「輸送船」レベルの空母3隻に莫大なカネを浪費すれば、その途端、中国経済は呼吸を止める!
 中国3000年の裏面史も辿り、近未来の中国社会に投影する意欲作!!

序 章 中国奥地の異様な風景
第1章 農民から搾取する都市住民
第2章 中国軍が世界一弱い理由
第3章 田中角栄なき中国農民の悲劇
第4章 アメリカへの挑戦が早めた崩壊
終 章 日本と中国の2020年


川島 博之[カワシマ ヒロユキ]
著・文・その他

内容説明

経済で考えると中国の人口は4億。北部が南部を支配する中国の構造。習近平が絶対に暗殺されないわけ。米価も農民工の賃金も上げぬ理由。共産党が都市住民だけ恐れるわけ。ソ連の失敗に学ばず3隻の空母を。日本の格差の原因は中国の農民工―中国3000年の歴史の必然…9億人の農民奴隷は2020年に蜂起する!

目次

序章 中国奥地の異様な風景(無人のマオタイ村を照らす照明;大物官僚ゆえの桁遺いの無駄遣い ほか)
第1章 九億の農民から搾取する四億の都市住民(来日しても都市住民が農民を搾取;日本の出稼ぎと中国農民工の違い ほか)
第2章 中国人民解放軍が世界一弱い理由(「よい人間は軍人にならない」;武装警察官学校の修学旅行では ほか)
第3章 田中角栄なき中国農民の悲劇(『だれが中国を養うのか?』の錯覚;朱鎔基首相で食料生産減少の背景 ほか)
第4章 アメリカへの挑戦が早めた崩壊(覇権国家が必ず行う行動とは;誰が大統領になっても中国と衝突 ほか)

著者等紹介

川島博之[カワシマヒロユキ]
1953年、東京都に生まれる。東京大学工学博士。東京大学大学院農学生命科学研究科准教授。専門は、環境経済学、開発経済学。2011年には、行政刷新会議ワーキンググループ(提言型政策仕分け)の評価者を務める。1977年、東京水産大学卒業。1983年、東京大学大学院工学系研究科博士課程単位取得のうえ退学。東京大学生産技術研究所助手、農林水産省農業環境技術研究所主任研究官、ロンドン大学客員研究員などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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岡本

106
中国の農村に住む9億人の農民と都心部に住む4億人の農民工に焦点を当てた一冊。農村部でのフィールドワークを20年以上行ったのであれば、もう少しそういった体験談も読みたかったり。帯に「9億の貧農は怒り、蜂起した」とあったが本の中では農民の蜂起は起こり得ないとある。切り口は面白いが「戸籍アパルトヘイト国家」という単語を印象付けたいのかな、と思ってしまう内容だった。2018/03/25

ちさと

30
東スポの見出しみたいな帯「周近平の人種差別政策に9億の貧農は怒り蜂起した」し、、たの?したいってこと?本文中には農民が反乱を起こしても武装警官によりすぐ鎮圧されるからどうってこと無いと明記されていますが…。お米大好き風土論者による反中ベストセラー。米を作り続けた日本人は共同体感覚がばっちりだからすごい、中国は小麦も作ったからだめ、みたいな内容でした。他者を貶めて私たちは偉いって、品がない。こう言うのを卑しいと言う。ご専門の農業についてはとやかく言いませんが、もう少し中国勉強してきてくださいと申し上げたい。2019/01/17

kawa

23
鄧小平が「先富論」を主張したが、中国の農民9.3億人は、3.8億人の都市住民に搾取され、依然として豊かになる見込みがない気の毒な状態を、中国の現状を交え、解り易く論じられている。まあ、そうは言っても、そのことが標題の「中国の崩壊」にどのように繋がるかまでは、明解にされているとは言い難い内容。2018/01/13

skunk_c

22
タイトルから嫌な予感がしていたのだが、それ以下と言っても良いかも。著者の専門は農業で、中国に何度も行って知見をお持ちのようだが、それで1冊ものすことができなかったのか、第2章では中国の歴史からその「ダメさ」を説き起こしているが、きちんとした論証もなしにこき下ろすだけ。読んでいて気分が悪くなった。同様の傾向は習近平の評価にも当てはまり、ただ文革直後に比較的高年齢で大学に行っていたことをもって彼の教養がないとする。都市戸籍と農民工の格差など的確な指摘があるのだが、こうした粗雑な部分で価値を下げている残念な本。2018/06/09

スー

21
65人口13億人の内、都市に住むのが4億人で9億人が農村に住んでいて、どの家に生まれたかで身分が決まる国。経済を支えているのが農民工という農村からの出稼ぎの人達で酷い状況で働かされている。農村出身者は身分が低いと蔑まれていて出世するには軍か武装警察に入るしかない。共産党は彼等を手懐ける為に天下り先を用意しているので生活が保証されている。中国は武人が高い地位についた歴史が短く隋の時代から科挙が導入されトップは科挙合格者で武人は下っ端に甘んじなければならずその結果中国は他国との戦争では連敗続き。科挙の試験も2019/04/26

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