親鸞〈上〉

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  • サイズ B6判/ページ数 310p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062910002
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

新しき人間・親鸞を描く、渾身の長編小説!
混迷と激動の時代を疾走した巨人。その苦悩は、今の私たちと同じ悩みであり、その決断は現代の闇を貫く。数々の国民文学を生み出した著者が描く渾身の長編小説! 【講談社創業100周年企画】


五木 寛之[イツキ ヒロユキ]
著・文・その他

内容説明

愚者か?悪人か?聖者か?地獄は一定と覚悟し、真実を求めて時代の闇を疾走する青春群像。

著者等紹介

五木寛之[イツキヒロユキ]
1932(昭和7)年9月福岡県生まれ。生後まもなく朝鮮半島にわたり47年に引き揚げ、のち早稲田大学文学部露文科に学ぶ。その後、PR誌編集者、作詞家、ルポライターなどを経て、66年「さらばモスクワ愚連隊」で第6回小説現代新人賞、67年「蒼ざめた馬を見よ」で第56回直木賞、76年「青春の門筑豊篇」ほかで第10回吉川英治文学賞を受賞。81年より一時休筆して龍谷大学に学び、のち文壇に復帰。アメリカで発売された英文版『TARIKI』は大きな反響を呼び、2001年度「BOOK OF THE YEAR」(スピリチュアル部門)に選ばれた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

のし

47
先に激動編の上下巻を読んでから戻りました。幼少の頃から青年時代までを書いています。意志が強く、素直なところが魅力的です。下巻に続きます。読みやすいので一気に読めました。2015/04/19

ロドリゲス

45
この作品は堅苦しい宗教小説ではありません。架空の人物を加えて、非常にエンタメ性に溢れる作品となっています。上巻では親鸞が比叡山を下りる決心をした29歳までの物語です。 この作品発表当時は新聞での連載であったそうで、各章が独立した読み切りのように感じ、短編連作っぽいです。 非常に読みやすく下巻が楽しみです。 ★★★★☆ 2018/03/20

☆エンジェルよじ☆

26
話題になっていたので読みたいと思っていたが「五木寛之」の名に躊躇していた。図書館に上下巻揃っていたのでやっと読めた。とても読みやすかった。悩みながら修行をし、また悩みぬいて山をおりた。下巻が楽しみ。2010/12/29

そうたそ

25
★★★★☆ 何となく以前から気になっていた作品。学校で日本の歴史を学んだと入っても、仏教史については人名をサラリと覚えた程度。親鸞についても、名前だけしか知らなかった。これを読む限り、確かに親鸞という人が聖人であることは間違いないのだが、思っていたより普通の人だったんだな、と。「放埒の血が流れている」と自覚していることもそうである。文章全体について言えば、読みやすい平易な文体で、見たこともない仏教用語がゴロゴロということもなかった。所々にエンタメ的なストーリー展開が見られ、読んでいて飽きなかった。2013/12/30

野の花

23
親鸞を勉強するつもりで上下巻買ったが、上巻を読んだ後でシリーズがまだまだ続くことを知った。読みやすいのでどんどん進められそう。この巻では親鸞は煩悩もあって、まだまだ普通の人という感じだがどうなるのだろう?仏教歌唱というのを初めて知った。2019/09/04

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