講談社文芸文庫<br> 三木清文芸批評集

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講談社文芸文庫
三木清文芸批評集

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  • サイズ 文庫判/ページ数 320p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784062903592
  • NDC分類 121.6
  • Cコード C0195

出版社内容情報

生誕120年の節目で注目を集める哲学者・三木清は、たぐいまれな文芸評論家でもあった。文学とは。批評とは。今なお新しい論考集。「哲学と文学とは根本において同じ問題をもっている。そのような問題は、例えば、運命の問題である。自由と必然の問題、道徳と感性との対立の問題である。」
哲学者にして評論家の三木清はまた、稀代の文芸批評家でもあった。
批評論・文学論・状況論の三部構成で、その豊かな批評眼を読み解く。

I 批評論
II 文学論
III 状況論
初出一覧
解説  大澤 聡
年譜  柿谷浩一


三木 清[ミキ キヨシ]
著・文・その他

大澤 聡[オオサワ サトシ]
編集

内容説明

「哲学と文学とは根本において同じ問題をもっている。そのような問題は、例えば、運命の問題である。自由と必然の問題、道徳と感性との対立の問題である。」哲学者にして評論家の三木清はまた、稀代の文芸批評家でもあった。批評論・文学論・状況論の三部構成で、その豊かな批評眼を読み解く。

目次

1 批評論(批評と論戦;ジャーナリストとエンサイクロペディスト;評論と機智について ほか)
2 文学論(歴史的自省への要求;性格とタイプ;レトリックの精神 ほか)
3 状況論(文学の真について;ネオヒューマニズムの問題と文学;古典復興の反省 ほか)

著者等紹介

三木清[ミキキヨシ]
1897・1・5~1945・9・26。哲学者。兵庫県生まれ。第一高等学校を卒業後、京都帝国大学へ進み、西田幾多郎に師事する。1922年ドイツへ留学し、ハイデルベルク大学でリッケルトに、マールブルク大学でハイデガーに学ぶ。帰国後、法政大学教授に就任し、独自のマルクス主義解釈を展開するが、30年、日本共産党への資本援助の嫌疑で検挙、法政大学を辞す。出所後は哲学的著作を始め、広く評論活動を展開したり、岩波新書の立ち上げに尽力するなど多方面に活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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tieckP(ティークP)

4
似ているのはパスカルで、パスカルほど天才ではないが、一つの思想についてだけは無批判で受け入れつつ、その他の点においてクレバーに論理を操作する点が非常にそっくり。パスカルはキリスト教で、三木はマルクス主義。もちろんその「無批判」はそれぞれ常人を超える程度で批判しきったうえでの態度なのだが、一度信じると決めたら徹底してその措定した補助線を利用し尽くすところがある。この点から「文芸批評」としては、プロレタリア文学の失敗を認めつつ、その再生を論理付けようとあがくのだ。解説の小林秀雄との関連の説明も読みごたえある。2018/03/03

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