講談社文芸文庫<br> ヘンリー・ジェイムズ傑作選

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講談社文芸文庫
ヘンリー・ジェイムズ傑作選

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  • サイズ 文庫判/ページ数 448p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784062903578
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

出版社内容情報

没後100年が過ぎ、なおその文学的先駆性と言語表現の豊饒さで魅了するヘンリー・ジェイムズ。中短篇から選りすぐった傑作選。没後100年が過ぎ、なおその文学的先駆性と言語表現の豊饒さで魅了するヘンリー・ジェイムズ。中短篇から選りすぐった傑作選。

モーヴ夫人
五十男の日記
嘘つき
教え子
ほんもの
解説  行方昭夫
年譜  行方昭夫


ヘンリー・ジェイムズ[ヘンリー ジェイムズ]
著・文・その他

行方 昭夫[ナメカタ アキオ]
翻訳

内容説明

十九世紀的世界観を脱して新たな文学技法を追究し、現代文学の礎となったH・ジェイムズ。多様な解釈を許す作風から難解なイメージがつきまとうが、読む人、読む時代により素晴らしさが再発見され続ける、稀代のストーリーテラーでもある。百を超える作品から、リーダブルで多彩な魅力溢れる五篇を厳選、複雑と謳われる文学世界を味わい深い見事な日本語で贈る、決定版。

著者等紹介

ジェイムズ,ヘンリー[ジェイムズ,ヘンリー] [James,Henry]
1843・4・15~1916・2・28。小説家。アメリカ生まれ。プラグマティズムの哲学者ウィリアム・ジェイムズは兄。幼時からヨーロッパ滞在が長く、ハーバード大学へ入学するも中途退学し、1876年にロンドンへ移住して以降、本格的な執筆活動に入る。最晩年にはイギリスに帰化するが、翌年、ロンドンにて死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

星落秋風五丈原

24
『マダム・モーヴ』は『ある夫人の肖像』のリベンジ篇と言える。夫が変に純愛にこだわらずラブアフェアで留めておけばおきなかった悲劇。『五十男の日記』は自分の失敗談を話して「その恋愛やめときなさい」と忠告する男が正しいかに見えて…あえて視点を動かさないことが功を奏している。2021/03/27

くさてる

23
百本に及ぶ中短篇の中から厳選された五本が収録されたもの。これが本当に面白い。人間性の複雑さと他者との関係性によって生まれるドラマは、時代と国境の壁を越える面白さを生むのだなあと感じた。ラストに至るまである意味でなにも起きない「モーヴ夫人」のスリリングさと、現代にも存在しそうな空虚で高潔で無力な人々を描く、なんともいえない後味のある「ほんもの」の二作がとくに心に残りました。2017/10/22

拓也 ◆mOrYeBoQbw

22
中短篇集。『鳩の翼』『黄金の杯』等の傑作長篇が有名なジェイムズの中短篇5作を収めた一冊です。夏目漱石が挫折した難解の長篇とは違い、収められた作品は難解さが抑えられ、尚且つ心理描写の妙と、人称・視点の上手さは後期長篇と比較しても引けを取らないと思います。この本は幻想的な作品は省かれ人間関係と愛憎劇、そして芸術に関するリアリズム寄りの選になりますが、そこはコンラッドと同じく、物語の文法と語りの上手さ。一見メロドラマの様なあらすじも、精妙な対話劇と心理劇と化すのが驚異的ですね~(・ω・)ノシ2018/04/25

ぺったらぺたら子 

20
HJの小説は極上ながら濃厚過ぎて食べきれないケーキに似ている。つい上半分だけ食べて下半分を残してしまったりもするのだが、すると丁度横に居た美しい婦人が私の方を見て言うのだった。「あら、上半分を残されるのですね。」私が残したのは下半分ではなかったのか。しかし、もしかすると給仕が、一度床に落として拾った時に上下逆になったのかも知れず、またその婦人はその瞬間を見ていたのかもしれないのだ。そして、私が過去に食べたケーキが全て下半分であったならば、私はきっとこの様に生涯独身として幸せとは言い難い人生を送り(以下略)2018/04/24

ぱなま(さなぎ)

17
良くも悪くもヘンリー・ジェイムズのイメージが変わる中期短編集。訳者解説にある通り、後期の長編から入るよりこちらの作品から入る方が絶対親しみやすい。いずれもストーリーは単純だし結末はあっけないものの、「信頼できない語り手」的な読み方をすれば主人公の思い込みや願望が浮き彫りになる。主観によって見える風景がいくらでも変わりえてしまうという人生の皮肉を感じさせて面白かった。サマセット・モームかと思うくらい読みやすいし(…と思うのは訳者のおかげかもしれないが)。2022/07/05

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