講談社文芸文庫<br> 雲は天才である

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講談社文芸文庫
雲は天才である

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  • サイズ 文庫判/ページ数 368p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784062903530
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

時代と葛藤する青年の鬱屈と
他者への共感が伐り開く地平

啄木文学の源泉としての小説集

〈内容紹介〉
詩や短歌では叙情味あふれる作品で天性の才能を発揮し、矛盾に満ちた明治という時代への鋭い考察も相俟って今もなお熱烈な読者を持つ石川啄木が心血を注いだ小説。故郷・渋民村の高等小学教の教員時代に書き出され、青年たちの鬱屈と貧しき者、弱き者の心に共振していく初期短篇三作と、唯一新聞に連載された中篇を収録し、短い生涯を駆け抜けた啄木文学の可能性を提示する。

〈収録作品〉
「雲は天才である」 処女作
「葬列」 「明星」に掲載され、初めて活字になった作品
「漂泊」 函館時代、編集を担当した同人誌「紅苜蓿」に寄稿
「鳥影」 「東京毎日新聞」に連載された唯一の長編

雲は天才である
葬列
漂泊
鳥影
解説  関川夏央
年譜  佐藤清文
著書目録  佐藤清文


石川 啄木[イシカワ タクボク]
著・文・その他

内容説明

詩や短歌では叙情味あふれる作品で天性の才能を発揮し、矛盾に満ちた明治という時代への鋭い考察も相俟って今もなお熱烈な読者を持つ石川啄木が心血を注いだ小説。故郷・渋民村の高等小学校の教員時代に書き出され、青年たちの鬱屈と貧しき者、弱き者の心に共振していく初期短篇三作と、唯一新聞に連載された中篇を収録し、短い生涯を駆け抜けた啄木文学の可能性を提示する。

著者等紹介

石川啄木[イシカワタクボク]
1886・2・20~1912・4・13。詩人、歌人、小説家。岩手県生まれ。岩手県立盛岡中学校在学中から「岩手日報」に短歌、書評、文芸時評などを発表、「明星」にも掲載され、与謝野鉄幹・晶子の面識を得て、1903年に新詩社同人となる。05年、処女詩集『あこがれ』を刊行。岩手県渋民村の尋常高等小学校の代用教員時代に小説を書き始めるが、生活のために函館、小樽、釧路と移り住んだ後、上京。09年、「明星」の後継誌「スバル」(森鴎外の命名)を発行名義人として創刊。10年、歌集『一握の砂』刊行。没後間もなく第二歌集『悲しき玩具』が刊行された(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社トリスタの提供する「読書メーター」によるものです。

春ドーナツ

9
表題作(当時「天才」という言葉が流行っていて、何にでも「天才」を添えた、みたいなことを解説で関川氏が指摘している)と「葬列」を読み進めているときに、珍説が閃いた。「町田康さんの文体のルーツは石川さんの散文ではないか」というものである。「雲」を関西弁に脱構築すると、町田さん独特の世界が広がる。ような気がした。付記。石川さんは感性の赴くままに、「可愛かろ」と思って雲を天才として称えた訳ではなくて、ある作中人物のことを指している。はずです。2017/12/11

氷柱

5
526作目。10月1日から。真の土俵が小説ではないのだからある程度は仕方がない。本編は終始いまひとつと言った感じで進むのだけど、終盤に掲載されている作者自身の来歴と合わせて読むと味わいが出てくる。私小説だからこそ避けられない平坦さは否めないものの、作者の境遇を考慮すると彼の抱えるコンプレックスのようなものがゆったりと伝わってくる。作者自身は夭逝していて、さらに調べてみると奥様もその数年後に亡くなっている。30歳を目前にした私にとって、20代の内にこの世から去りつつもしっかりと名を遺した彼らは尊敬に値する。2019/10/11

じゃくお

4
『雲は天才である』 物語は区分すると二つに分かれ、我が強くて自由に振舞おうとする主人公と彼が勤める学校の校長との言い争いで構成された前半部分と、突然学校へやって来た乞食の男の身の上話で構成された後半部分とに分けられる。 前半部分を読めばまるで『坊ちゃん』のように自由児対堅物の劇を主人公の強い主観的観測を交えて描いているハチャメチャな話のように思える。 しかし後半部分を読むと乞食の男の大変な生き方を熱く、かつ涙を交えて描いている。  コメントへ長々と続きます。 2018/05/20

ばおめい

1
●石川啄木は天才だ。自然や女性の心理描写に舌を巻く。短歌も好きだが個人的には散文の方が好み。26歳で亡くなったなんて○活動写真で見る舞踏の歩調のように通い越されたり、推い越したり、だんだん近づいて来て、今にもわが身を洗うかと思えば、牛の背に似た碧の小山の頂が、ツイと一列の皺を作ッて、真白の雪の舌が出る。出たかと見ると、その舌がザザーッという響きとともに崩れ出して、磯を目がけてすさまじく、白銀の歯車をまいて押し寄せる。すわやと思うつかのに、逃げ足立てる暇もなく、敵は見ン事さっと退く。(漂泊)2019/07/26

いちⅡ

1
図書館。未完の鳥影にしろ、力強くて血潮を感じます。2018/07/19

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