講談社文芸文庫<br> 写生の物語

個数:
電子版価格
¥1,672
  • 電子版あり
  • ポイントキャンペーン

講談社文芸文庫
写生の物語

  • 吉本 隆明【著】
  • 価格 ¥1,760(本体¥1,600)
  • 講談社(2017/04発売)
  • 文庫・児童書 ポイント2倍キャンペーン対象商品(8/24まで)
  • ポイント 32pt
  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2025年08月11日 19時23分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 304p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784062903448
  • NDC分類 911.104
  • Cコード C0195

出版社内容情報

短歌(謡)の起源以前を考えることは、短歌(謡)の死後を考えることに等しい??根源的に問われ続ける詩的表現の歴史と現在。『万葉集』や『おもろさうし』に特徴的でその後は顧みられなくなった語法、子規や啄木など明治期歌人の試み、また塚本邦雄・岡井隆といった現代前衛歌人の新作、そして俵万智『チョコレート革命』に至るまでの短歌(謡)表現を貫くものは何か? 起源以前と死後を等価とし、表現を緻密に追いつづけることで見えてくる豊穣な世界。

起源以前のこと
明治は遠いか
遊びとしての『百人一首』
『神の仕事場』と『獻身』
短歌の新しい波1
短歌の新しい波2
短歌の新しい波3
短歌の新しい波4
私家集1
私家集2
私家集3
鴎・漱の短歌
『神の仕事場』の特性
明石海人の場合1
明石海人の場合2
「おふでさき」の世界
「おふでさき」の解体
賢治の短歌
中也と道造の短歌
法然歌
『草根集』の歌
江戸期の歌1
江戸期の歌2
江戸期の歌3
短歌の現在
解説 田中和生
年譜 高橋忠義
著書目録 高橋忠義


吉本 隆明[ヨシモト タカアキ]
著・文・その他

内容説明

敗戦後、あらゆる事象に切り込んできた詩人・批評家は若きころより和歌を味わいつづける読み手でもあった。古代歌謡、百人一首、新宗教開祖の教え、近代が必要とする写実や心理、風俗をとりこんだ表現、前衛短歌や俵万智など現代の歌人―作品にあらわれる時代や精神の変化を丁寧に追うことで和歌の現在、そして未来をも擁護する愛あふれる評論。

目次

起源以前のこと
明治は遠いか
遊びとしての『百人一首』
『神の仕事場』と『獻身』
短歌の新しい波
私家集
鴎・漱の短歌
『神の仕事場』の特性
明石海人の場合
「おふでさき」の世界
「おふでさき」の解体
賢治の短歌
中也と道造の短歌
法然歌
『草根集』の歌
江戸期の歌
短歌の現在

著者等紹介

吉本隆明[ヨシモトタカアキ]
1924・11・25~2012・3・16。詩人、批評家。東京生まれ。東京工業大学卒業。戦争体験の意味を自らに問いつめ、1950年代、文学者の戦争責任論・転向論で論壇に登場。60年安保闘争を経て、61年「試行」を創刊。80年代からは、消費社会・高度資本主義の分析に向かう(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

かふ

20
吉本隆明の歌論。相変わらず難解な言説だが、論理はそれほど難しいことを言っているわけではなかった。五七五七七という短歌的声調(音韻)は意味的なものよりも百人一首のように調べとして記憶されやすいものである。だがそれは個人的な理念を失っていく。それは戦後短歌の反省として塚本邦雄らによる前衛短歌運動として、形而上学的な難解短歌が生まれる。吉本は形而上学的な短歌よりも短歌的声調に注目して、釈教歌が法然の短歌のうちに現れたように、そこから世俗歌としての理念(例えば親鸞の和讃)として口語化していくと見る。2023/02/10

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/11708201
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品