講談社文芸文庫
個人全集月報集―武田百合子全作品 森茉莉全集

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  • サイズ 文庫判/ページ数 253p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784062903264
  • NDC分類 910.26
  • Cコード C0195

出版社内容情報

武田泰淳の妻・武田百合子と、森鴎外の娘・森茉莉。それぞれの全集の月報から感じとる、今なお魅力的な二人の女性の生き方。武田泰淳の妻で、独特の感性と魅力が高い評価を受け『富士日記』で田村俊子賞、『犬が星見た―ロシア旅行』で読売文学賞受賞の武田百合子。
森鴎外の長女で、小説『甘い蜜の部屋』で泉鏡花賞、『恋人たちの森』で田村俊子賞受賞。そのエッセイも多くの読者に愛された森茉莉。
人気女性作家の「個人全集月報集」第四弾。

講談社文芸文庫[コウダンシャブンゲイブンコ]
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内容説明

武田泰淳の妻で、独特の感性と魅力が高い評価を受け『富士日記』で田村俊子賞、『犬が星見た―ロシア旅行』で読売文学賞受賞の武田百合子。森鴎外の長女で、小説『甘い蜜の部屋』で泉鏡花賞、『恋人たちの森』で田村俊子賞受賞。そのエッセイも多くの読者に愛された森茉莉。人気女性作家の「個人全集月報集」第四弾。

目次

武田百合子全作品巻末(中村真一郎;中村稔;いいだもも;岸田今日子;埴谷雄高 ほか)
森茉莉全集月報(白石かずこ;群ようこ;森まゆみ;やまだ・とおる;富岡多惠子 ほか)

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アキ・ラメーテ@家捨亭半為飯

56
武田百合子さんと森茉莉さんの全集の月報をまとめた一冊。2人と交流のあった人たちから作品に寄せられた解説(ラブレター)を全て読めるなんて、とてもうれしい。本人たちしか知らなかったエピソード。どの人の解説も作品やご本人に対する愛情がたっぷり。装丁家の金田理恵さんの森茉莉さんの解説の文章が特に気に入った。エッセイも書いておられるようなので読んでみたい。2017/02/01

Inzaghico

8
似ているようで似ていないようで、やっぱりなんとなく似ているこの二人が好きだ。二人とも天衣無縫だが、百合子の天衣無縫は武田泰淳あってのもの、というか、「全肯定的」というのはひじょうによくわかる。いっぽうの茉莉の天衣無縫は、ちょっと常人にはわからないが、「わかってもらわなくて結構」という孤高性がある。 二人とも、潔くて、時代を先取りしていて、かっこよかったな。2020/03/17

なおこっか

6
実際に武田百合子さんと共に時を過ごした人達の言葉は、どこか力が抜けて無垢な印象を与える百合子さんの、それだけではない姿を伝えてくれる。泰淳さんのために何度か中絶した事、その半身になるかの如くの献身、己の文章を世に出すにあたっての徹底した推敲など、百合子さんの文章の力には、生きる凄みみたいなものが含まれていたんだなあ。そして、再度百合子さんが既に居ないことを実感してしまい、寂しい。森茉莉さんの読者ではないのでそちらは流し読み、だが三島の文は面白かった。作品はベタ褒めだけど、服装への意見は全否定ってw2019/11/07

micamidica

6
タイトルのとおり。よくぞこのおふたりのものをひっつけてくれたなぁ、と。おふたりに縁のあるひとたちがそれぞれの方について書いた文章を読み、毛色はまったく違うふたりの文章を読んだときのわくわく感を思い出したのでした。森茉莉の小説は読んだことがないし「富士日記」も読んだことがないという中途半端な好き具合だけれど笑、そのうち読もう。「犬が星見た」も再読したいな。2017/01/25

Yumi

2
全集を買うほどに好きな作家なら、本文はたいてい既読なので、配本の楽しみは月報だったりする。2021/01/29

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