講談社文芸文庫<br> 天界と地獄

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講談社文芸文庫
天界と地獄

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  • サイズ 文庫判/ページ数 565p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784062903202
  • NDC分類 191.6
  • Cコード C0114

出版社内容情報

「禅」を世界的に広めた仏教学者、鈴木大拙。学究時代の彼が衝撃を受け、霊性思想にも影響を与えた、キリスト教神秘主義の重要書。「禅」を世界的に広めた屈指の仏教学者、鈴木大拙。若き大拙は滞米中にスウェーデンボルグ(大拙の表記はスエデンボルグ)に衝撃を受け、帰国後まず出版したのが『天界と地獄』であった。霊的世界を天界、精霊界、地獄界に分け詳細に記述した本書は、神秘主義思想のバイブルとしてドストエフスキー、ボルヘスらにも強い影響を与えている。大拙思想の一つの源流を成す重要書。

第1章 天界
第2章 精霊界
第3章 地獄界
スエデンボルグ小伝 ゼームズ・スヒヤース
解説 安藤礼二
鈴木大拙略年譜


鈴木 大拙[スズキ ダイセツ]
翻訳

スエデンボルグ[スエデンボルグ]
著・文・その他

内容説明

「禅」を世界的に広めた屈指の仏教学者、鈴木大拙。若き大拙は滞米中にスウェーデンボルグ(大拙の表記はスエデンボルグ)に衝撃を受け、帰国後まず出版したのが『天界と地獄』であった。霊的世界を天界、精霊界、地獄界に分け詳細に記述した本書は、神秘主義思想のバイブルとしてドストエフスキー、ボルヘスらにも強い影響を与えている。大拙思想の一つの源流を成す重要書。

目次

天界(序言;主は天界の神なること;天界は主の神格によりて成ること ほか)
精霊界(何をか精霊界と云うこと;人はみな其内分において一個の精霊なること;死後の蘇生及び永遠の生命に入ること ほか)
地獄界(主は諸諸の地獄を統御し給うこと;主は何人をも地獄に堕落させ給わざれど、精霊自ら此に堕落すること;地獄にあるものは総て自己及び世間の愛より生ずる諸悪及びこれよりする諸偽に住すること ほか)

著者等紹介

鈴木大拙[スズキダイセツ]
1870・11・11~1966・7・12。仏教学者。石川県金沢市生まれ。21歳で上京し、東京専門学校から東京帝大選科に進む。学生時代に鎌倉円覚寺の今北洪川、釈宗演に参禅、大拙の道号を受ける(本名・貞太郎)。1897年渡米し、哲学者ポール・ケーラスのもと、東洋学関係の出版に従事。帰国後は学習院、大谷大学で教鞭を執る。1950年代にコロンビア大学客員教授として米国に滞在、欧米の各主要大学で日本文化に関する講義を数多く行い、仏教、禅思想を広く紹介する。95歳で死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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加納恭史

23
小桜姫物語の霊界通信を検討したが、世界的にはスウェーデンボルグの「天界と地獄」が最も有名かな。最初に日本に紹介したのが鈴木大拙で、最初の翻訳でした。彼は臨済宗の僧侶だが、英語にも堪能だった。禅の手引きの英語版も書いた。やや神秘主義の色彩があるとか。しかしスウェーデンボルグとなると神秘主義そのものかな。なかなか原典に忠実に訳されている。天界について、神界、霊界を詳しく神と愛の関係、正義、理性、意志の思いを語る。なかなか崇高な内容だな。それにしてもスウェーデンボルグに霊界を語らせたのはマントの男イエスかな。2024/02/04

roughfractus02

9
訳者大拙の妻ベアトリスが神智学徒であり、訳者自身も後にインドで神智学協会に入会したという。本書は、神智学において高い地位を占めるスウェーデンボルグの著作である。明治初期の仏教は、著者の天界、精霊界、地獄界という3区分された他界構造に、仏教との類似性を見た。が、訳者はさらに踏み込んで、この構造が仏教で「娑婆」と呼ばれる現世の日常の近くにある点に注目する(大拙『スエデンボルグ』)。生と死は分離せず、死は一つの変容であり、消滅としての死はない。そのような死生観が、現世と隣接し、相互に関係する他世界を構築する。2021/03/05

無能なガラス屋

6
噂に聞いていたスエーデンボルグ。いかにも日本では受け入れられなさそうな『天界と地獄』というタイトル。しかし、エマソンが代表的人間として取り上げるのもむべなるかなだ。2022/01/05

無能なガラス屋

5
「此所中、天界、精霊の世界、地獄につきて云える所は、霊的真理の知識を喜ばざるものには朦朧たるべし、されど之を喜ぶもの、特に真理の為めに真理に対する情動を有せるもの、即ち真理の故に真理を愛するものには、明瞭なるべし。何となれば人の愛する所はすべて分明にその心中の概念に入るべければなり。」2023/09/16

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