講談社文芸文庫<br> 我が愛する詩人の伝記

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講談社文芸文庫
我が愛する詩人の伝記

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  • サイズ 文庫判/ページ数 288p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784062903189
  • NDC分類 911.52
  • Cコード C0195

出版社内容情報

白秋、朔太郎、光太郎、暮鳥、藤村から堀辰雄、立原道造、釈迢空まで11人の詩人の詩と人生を愛惜を込めて綴る名作。毎日出版文化賞「各詩人の人がらから潜って往って、詩を解くより外に私に方針はなかった。私はそのようにして書き、これに間違いないことを知った」。藤村、光太郎、暮鳥、白秋、朔太郎から釈迢空、千家元麿、百田宗治、堀辰雄、津村信夫、立原道造まで。親交のあった十一名の詩人の生身の姿と、その言葉に託した詩魂を優しく照射し、いまなお深く胸を打つ、毎日出版文化賞受賞の名作。

北原白秋
高村光太郎
萩原朔太郎
釈 迢空
堀 辰雄
立原道造
津村信夫
山村暮鳥
百田宗治
千家元麿
島崎藤村
あとがき


室生 犀星[ムロオ サイセイ]
著・文・その他

内容説明

藤村、光太郎、暮鳥、白秋、朔太郎から釈迢空、千家元麿、百田宗治、堀辰雄、津村信夫、立原道造まで。親交のあった詩人の生身の姿とその芸術家の魂を優しく照射し、今なお深く胸を打つ、毎日出版文化賞の名作。

目次

北原白秋
高村光太郎
萩原朔太郎
釈迢空
堀辰雄
立原道造
津村信夫
山村暮鳥
百田宗治
千家元麿
島崎藤村

著者等紹介

室生犀星[ムロウサイセイ]
1889・8・1~1962・3・26。詩人・小説家。石川県生まれ。本名・照道。不義の子として、生後すぐに貰い子に出される。12歳で金沢高等小学校を中退。地方裁判所の給仕をしながら俳句を学び詩作を始める。1910年、志を抱いて上京。以後、生活苦から帰郷と上京をくりかえすが、萩原朔太郎、山村暮鳥らと知り合い、16年詩誌「感情」を創刊。18年『愛の詩集』『抒情小曲集』を出版、詩壇に新風を起こす。19年自伝的小説『幼年時代』『性に眼覚める頃』を発表して一躍小説家としても認められる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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冬見

16
北原白秋、高村光太郎、萩原朔太郎、釈迢空、堀辰雄、立原道造、津村信夫、山村暮鳥、百田宗治、千家元麿、島崎藤村……親交のあった11人の詩人を語る。ますます堀を好きになった。彼は本当にいろんな人に愛されている。他の詩人の話をしていても、ふとした瞬間に朔太郎の姿がちらつくのが微笑ましい。彼らの詩の本質あらわしながら彼らの人生と思い出を回顧し懐かしむ、詩人への愛を感じさせる一冊。解説の「他人の言葉」のくだりがとても分かる。ここで立ち止まったままの自分は、到底詩人と呼べないけれど。飢える勇気が自分にはあるだろうか。2018/05/07

かふ

15
近代詩の中心的人物の室生犀星が出会った詩人たちのエピソード集。ただの伝記集ではないのは、詩作のこぼれ話も含んでいるので、当時の詩人たちの詩に対する熱意や関係性も伺えて面白い。室生犀星は何よりも日本の近代詩の頂点という朔太郎との義兄弟的雰囲気があったようで、あの時代の『仁義なき闘い』で言えば、菅原文太の一匹狼に対する梅宮辰夫のポジションかな。詩人の想い出と共に詩が掲載されているのがいい。それも室生犀星好みの詩なのだろうか?2022/04/09

あきあかね

13
晩年の室生犀星が生涯で出逢った詩人たちとの想い出を綴っている。島崎藤村や高村光太郎といった先輩から、堀辰雄や立原道造といった後輩まで、十一人の詩人との交流が生き生きと描かれる。夭折した詩人が多いからか、表題の通り、亡き詩人達への愛惜が全編を通底している。とりわけ、同世代のライバルであり親友であった萩原朔太郎は十二年前に世を去ったが、悲しくもユーモアのある犀星の呼びかけが心に残った。 「うかうかと生きて来て了ったが、多分僕もそろそろお暇をいただく時分だから、君にも会えそうな気がするが、どこでどう会うものか」2026/06/20

月音

9
萩原朔太郎、山村暮鳥、北原白秋…。とりあげられる詩人のほとんどは著者と親交があり、著者だからこそ知りえる素顔を点描して伝記というより交遊録を読んでいるよう。最初に詩をだして解釈、そこから人物像へという形式をとらず、自ら見聞きしたことを記したのち、おもむろに数節を出す。掌に握っていた大切な宝物をそっと見せてくれるかのように。入院した立原道造を津村信夫と共に見舞い、見せられた手に命の終わりを感じとる。「しづかな 歌よ ゆるやかに/おまへは どこから 来て/どこへ 私を過ぎて/消えて 行く?」⇒続2026/05/26

salvia

6
日本文学に苦手意識のある私にとって幸運な出会いだった。69歳になった犀星が『婦人公論』に連載したもので、偉大な詩人たちの純粋で少し滑稽な姿が生き生きと描かれている。犀星が激しい嫉妬を抱いた高村光太郎、親友の萩原朔太郎、息子のような堀辰雄・立原道造・津村信夫、そしておろおろと愛する美青年の世話を焼く釈迢空。犀星自身の出自や容貌へのコンプレックスでさえ、温かくて率直な人柄を思わせた。2024/10/08

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