出版社内容情報
1970年代前半、第一線の作家の代表作・名品を結集し、新時代の沃饒たる文学境域を提示した全集「現代の文学」。39巻に及ぶ全集購入者の特典として附された月報には、作家をよく知る書き手たちが、彼らの人間像と文学性をプライベートな眼差しで綴った多様な随筆を寄稿している。戦後派、第三の新人、内向の世代らが切磋する時代様相と、作家たちの知られざる横顔を堪能する月報集第4弾。
大江健三郎・月報(ドナルド・キーン・著)
三島由紀夫・月報(サイデンステッカー・著)
石原慎太郎・月報(江藤淳・著)
小田実・月報(大江健三郎・著)
野間宏・月報(坂本一亀・著)
大岡昇平・月報(丸谷才一・著)
高橋和巳・月報(埴谷雄高・著)
三浦哲郎・月報(井伏鱒二との対談)
後藤明生・月報(小島信夫・著)
ほか全66編
講談社文芸文庫[コウダンシャブンゲイブンコ]
編集
内容説明
一九七〇年代前半、第一線の作家の代表作・名品を結集し、新時代の沃饒たる文学境域を提示した全集「現代の文学」。三十九巻に及ぶ全集購入者の特典として附された月報には、作家をよく知る書き手たちが、彼らの人間像と文学性をプライベートな眼差しで綴った多様な随筆を寄稿している。戦後派、第三の新人、内向の世代らが切磋する時代様相と、作家たちの知られざる横顔を堪能する月報集第四弾。
目次
遠藤周作「遠藤君のこと」佐藤朔
大江健三郎「大江健三郎とワイセツ文学」ドナルド・キーン
高橋和巳「妄想、アナキズム、夜桜」埴谷雄高
安部公房「舞台での安部脚本」千田是也
倉橋由美子「倉橋さんに期待すること」湯浅芳子
福永武彦「福永さんのこと、装幀のこと」駒井哲郎
吉行淳之介「その孤影を愛す―吉行淳之介のこと」進藤純孝
江藤淳「気楽なことを」藤枝静男
野間宏「『真空地帯』のこと」坂本一亀
三島由紀夫「三島由紀夫と私」E・サイデンステッカー〔ほか〕