出版社内容情報
38歳で歿した太宰を、現代の30代作家たちはどう読み、いかに選ぶのか。同世代としての視点で選ばれた、太宰短篇アンソロジー。「ときどき何だか恋しくなって、うっかりページをひらいてしまう」(朝吹真理子選「親友交歓」)、
「悲嘆にくれながら笑い、怒りながらおどける。背反を抱え、そのまま抱きしめ続ける人」(滝口悠生選「葉」)、
「儚くて、かわいくて、切実で」(西加奈子選「皮膚と心」)――
三十八歳で歿した太宰の短篇を、七人の現代作家が同世代の眼で選んだ作品選。
新樹の言葉 青木淳悟・選
親友交歓 朝吹真理子・選
トカトントン 佐藤友哉・選
葉 滝口悠生・選
駈込み訴え 津村記久子・選
皮膚と心 西 加奈子・選
おさん 村田沙耶香・選
太宰治年譜
選者略歴
太宰 治[ダザイ オサム]
著・文・その他
朝吹 真理子[アサブキ マリコ]
著・文・その他
西 加奈子[ニシ カナコ]
著・文・その他
津村 記久子[ツムラ キクコ]
著・文・その他
佐藤 友哉[サトウ ユウヤ]
著・文・その他
村田 沙耶香[ムラタ サヤカ]
著・文・その他
青木 淳悟[アオキ ジュンゴ]
著・文・その他
滝口 悠生[タキグチ ユウショウ]
著・文・その他
内容説明
「ときどき何だか恋しくなって、うっかりページをひらいてしまう」(朝吹真理子選「親友交歓」)、「悲嘆にくれながら笑い、怒りながらおどける。背反を抱え、そのまま抱きしめ続ける人」(滝口悠生選「葉」)、「儚くて、かわいくて、切実で」(西加奈子選「皮膚と心」)―三十八歳で歿した太宰の短篇を、七人の現代作家が同世代の眼で選んだ作品選。
著者等紹介
太宰治[ダザイオサム]
1909・6・19~1948・6・13。小説家。青森県生まれ。県内屈指の素封家の六男として誕生。青森県立青森中学校在学時から同人誌に作品を発表。1930年、東京帝国大学仏文科在学中に共産主義活動にのめり込み、女給田部シメ子と心中を図る。35年「文藝」に発表した「逆行」が第1回芥川賞候補となる。36年、処女作品集『晩年』刊行。37年、内縁の妻小山初代と心中未遂。39年、井伏鱒二の仲介で石原美知子と結婚し、安定した生活を得て充実した作品を次々に発表。戦後『斜陽』で流行作家となるが、『人間失格』を書き上げた48年に愛人山崎富栄と玉川上水で入水自殺(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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