出版社内容情報
全集以外の収録が稀な初期の作品や、著者の没後に発見された「雪国」の抄作など、川端文学の深奥に触れる、知られざる名作12編。全集以外の収録が稀な初期の作品や、著者の没後に発見された「雪国」の抄作など、川端文学の深奥に触れる、知られざる名作12編。
川端 康成[カワバタ ヤスナリ]
著・文・その他
富岡 幸一郎[トミオカ コウイチロウ]
編集
内容説明
婚約者からの突然の別れを告げる手紙に、焦燥と混乱の中、彼女が住む岐阜へ汽車で赴く。実際の失恋を題材に描き、一連の書簡が二〇一四年に発見され話題となった「非常」。“知人の癩作家が死んだ”―ハンセン病で夭折した作家の遺体と病院で対面、その痛切な心情が異彩を放つ「寒風」。著者の死後に見つかった遺稿の抄作「雪国抄」ほか、川端文学の深奥と短篇の至芸に触れる十二篇。
著者等紹介
川端康成[カワバタヤスナリ]
1899・6・14~1972・4・16。小説家。大阪市生まれ。1917年、第一高等学校入学。20年、東京帝国大学に進み、在学中に今東光らと第6次「新思潮」創刊に参加し、掲載された「招魂祭一景」が菊池寛らに評価される。22年から「時事新報」で創作月評を連載、批評活動のスタートを切る。23年創刊の「文藝春秋」同人に。24年、横光利一、片岡鉄兵、今東光らと「文芸時代」を創刊、「新感覚派」と称される。45年、鎌倉在住の久米正雄、小林秀雄らと蔵書を持ち寄り貸本屋鎌倉文庫を開店、のち出版社「鎌倉文庫」に発展し役員となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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優希
佐島楓
たぬ
ykshzk(虎猫図案房)
ちゃっぴー