出版社内容情報
T・S・エリオットなどの研究・翻訳で知られる英文学者が綴る知的営みと身辺雑記。文学から酒、交遊録まで、詩ごころ溢れる好随筆。
T・S・エリオットなどの研究・翻訳で知られる英文学者が綴る知的営みと身辺雑記。文学から酒、交遊録まで、詩ごころ溢れる好随筆。
内容説明
“新しい思想とは、偉大な詩人の感覚では、はやくも半世紀もまえから立派に嗅ぎつけられているものだ―”T.S.エリオット研究の第一人者であり、オーデンの詩やA.トインビーの翻訳でも知られる英文学者による、深い洞察と含蓄、詩的精神に満ちた随筆集。文明批評から島崎藤村、西田幾多郎らとの交流、自らの半生までを、自在な筆致で綴った好編。
目次
日本の沙漠のなかに
英詩人の日本観
横の伝統
コンモン・グリーンネス
学会くったく記
文学講釈業
輓近講読風景
横文字・縦文字
或る学生との対話
政治と腹いた〔ほか〕
著者等紹介
深瀬基寛[フカセモトヒロ]
1895・10・12~1966・8・21。英文学者。高知県生まれ。第三高等学校卒業後、東京帝国大学卒業。京都帝国大学大学院へ進み、中学校で教諭を務めたのち、松江高等学校教授、第三高等学校教授、京都大学教授を経て、京都大学名誉教授。T・S・エリオットやマシュー・アーノルドの研究・紹介、アーノルド・トインビーやオーデンの翻訳など多数がある。1955年、『エリオット』で読売文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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