出版社内容情報
『漱石とその時代』執筆当時に行った、若き著者の知性とユーモア溢れる講演録。表題作の他「転換期の指導者像」「英語と私」等全6編江藤文学への最高の入門書
『漱石とその時代』執筆当時に行った、若き著者の知性とユーモア溢れる講演録。
表題作の他「転換期の指導者像」「英語と私」等全6編。
※本書は、講談社文庫『考えるよろこび』(1974年9月)を底本としました。
考えるよろこび
転換期の指導者像――勝海舟について
二つのナショナリズム――国家理性と民族感情
女と文章
英語と私
大学と近代――慶応義塾塾生のために
江藤 淳[エトウ ジュン]
著・文・その他
内容説明
アメリカから帰国し、名作『漱石とその時代』を準備中の、一九六八年から六九年にかけて行われた若き日の六つの講演。現代における真の「英知」とは何か―歴史を探り、人物を語り、表現の謎に迫り、大学や国際化の意味を問う。軽妙なユーモアと明快な論理、臨場感溢れる語り口で、読者を一気に江藤文学の核心へといざなう。多くの復刊待望の声に応え、甦った歴史的名講演集。
目次
考えるよろこび
転換期の指導者像―勝海舟について
二つのナショナリズム―国家理性と民族感情
女と文章
英語と私
大学と近代―慶応義塾塾生のために
著者等紹介
江藤淳[エトウジュン]
1932・12・25~1999・7・21。批評家。東京生まれ。1957年、慶應義塾大学卒業。大学在学中の56年、『夏目漱石』を刊行。偶像化されてきた漱石像をくつがえし、その後の漱石研究の方向を示す。62年から数度にわたりアメリカに滞在、『アメリカと私』を生むとともに、のちの「国家」への関心や敗戦・占領期研究の契機ともなった(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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