出版社内容情報
三崎、九十九里、淡路島から木津川、吉野川、最上川に長良川。その土地の名人に聞く釣談義と旅情あふれる釣行で綴った魅惑の名随筆。なつかしい、日本の原風景へ
三崎、九十九里、淡路島から木津川、吉野川、最上川に長良川。
その土地の名人に聞く釣談義と旅情あふれる釣行で綴った魅惑の名随筆。
※本書は、1997年12月新潮文庫版『釣師・釣場』を底本としました。
井伏 鱒二[イブセ マスジ]
著・文・その他
内容説明
三崎・城ヶ島沖では老鯛釣名人の、甲州ではヤマメ釣名人の釣談義に耳を傾け、九十九里、水郷、尾道、最上川、奥日光、吉野川まで足を伸ばして釣、また釣に明け暮れる。釣が大好き、他人の釣を見るのも好きで、本名「満寿二」を筆名「鱒二」にしたという著者が、全国の釣場と釣師、竿師を訪ねて綴る、愉しい名紀行。
目次
三浦三崎の老釣師
外房の漁師
水郷通いの釣師
尾道の釣・鞆ノ津の釣
甲州のヤマメ
阿佐ヶ谷の釣師
最上川
庄内竿
長良川の鮎
奥日光の釣
笠置・吉野
淡路島
著者等紹介
井伏鱒二[イブセマスジ]
1898・2・15~1993・7・10。小説家。広島生まれ。本名満寿二。1912年福山中学に入学。17年早大予科1年に編入。23年「幽閉」(のち加筆「山椒魚」と改題)発表。『ジョン万次郎漂流記』で直木賞、『本日休診』で第1回読売文学賞、『黒い雨』で野間文芸賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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