講談社文芸文庫<br> 釣師・釣場

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講談社文芸文庫
釣師・釣場

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  • サイズ 文庫判/ページ数 236p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784062902083
  • NDC分類 787.1
  • Cコード C0195

出版社内容情報

三崎、九十九里、淡路島から木津川、吉野川、最上川に長良川。その土地の名人に聞く釣談義と旅情あふれる釣行で綴った魅惑の名随筆。なつかしい、日本の原風景へ

三崎、九十九里、淡路島から木津川、吉野川、最上川に長良川。
その土地の名人に聞く釣談義と旅情あふれる釣行で綴った魅惑の名随筆。

※本書は、1997年12月新潮文庫版『釣師・釣場』を底本としました。

井伏 鱒二[イブセ マスジ]
著・文・その他

内容説明

三崎・城ヶ島沖では老鯛釣名人の、甲州ではヤマメ釣名人の釣談義に耳を傾け、九十九里、水郷、尾道、最上川、奥日光、吉野川まで足を伸ばして釣、また釣に明け暮れる。釣が大好き、他人の釣を見るのも好きで、本名「満寿二」を筆名「鱒二」にしたという著者が、全国の釣場と釣師、竿師を訪ねて綴る、愉しい名紀行。

目次

三浦三崎の老釣師
外房の漁師
水郷通いの釣師
尾道の釣・鞆ノ津の釣
甲州のヤマメ
阿佐ヶ谷の釣師
最上川
庄内竿
長良川の鮎
奥日光の釣
笠置・吉野
淡路島

著者等紹介

井伏鱒二[イブセマスジ]
1898・2・15~1993・7・10。小説家。広島生まれ。本名満寿二。1912年福山中学に入学。17年早大予科1年に編入。23年「幽閉」(のち加筆「山椒魚」と改題)発表。『ジョン万次郎漂流記』で直木賞、『本日休診』で第1回読売文学賞、『黒い雨』で野間文芸賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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touch.0324

39
名前からして釣り好きと分かる文士井伏による釣り本の古典的名著。三崎から淡路島まで、土地の釣り人や釣り場を井伏自身が尋ね歩く。端整な筆致ながら、釣りへの愛がこれでもかと伝わる。仕掛や用語は専門的で、随筆というより趣味本に近い。バスや鱚しか釣り経験のない僕は少々苦戦を強いられたが、戦後日本の里山の空気に思いを馳せたり、東京湾に糸を垂れる釣り人に自分を重ねて愉しんだりと十分に味わうことができた。それにしても、この本を読んでいるときほど「今何読んでるの?」と訊いて欲しかったことはない。所有欲が満ちる渋すぎる逸品。2014/11/18

たびねこ

12
アユ釣り、ヤマメ釣り、マス釣り、寒鮒釣り…などなど、釣り名人、老釣り師から極意を聞き出し、井伏鱒二自身の経験もかぶせて、釣り三昧の日々を綴る随筆集。夢枕獏に言わせると、文人による釣り本の古典的名著だそうだ。深山幽谷での人と魚のひそやかな駆け引きが楽しい。「淡路島」の章に出てくる鯛釣り名人の秘伝など、しびれちゃうカッコ良さだ。2014/10/13

暁人

10
釣り好きとして知られる作家、井伏鱒二による昭和三〇年代を舞台とした釣りエッセイ。▼各地の川や海に出かけてはそこで釣り糸を垂れ、釣れても釣れなくても淡々と釣りの奥深さ、そして魅力を語る。また、現地の名人から手ほどきを受けるのだが、半世紀前の釣りでは経験や勘の占める割合が非常に高く、そんな彼らはまるで武道の達人の様相を呈する。▼釣り愛好家のことを「釣天狗」という言い方が古風で、妙に気に入った。2015/02/14

たかさん

5
三浦、外房、水郷、尾道、甲州、阿佐ヶ谷、最上川、庄内竿、長良川、奥日光、笠置・吉野、淡路島の年期の入っている釣師からの聞書、紀行文で深奥のところは触れてないと思うと書かれてあったが、どうして風物、地元の人との交流、仕掛けや釣り餌などが目の前に思い描かれます。福田蘭童、井伏鱒二、開高健と伝えられたという秘儀、秘伝が気になるところです。人と魚、旧約聖書にも新約聖書の十二使徒にも出てくるように古いつきあいです。2016/04/20

pitch

4
旅好きで釣り好きの作者が、各地を訪れて名人達から釣りを教わる。一口に釣りと言っても、様々な手法があるのにまず驚き。著者はあまり表に出てこないで、淡々と聞いた話や出来事を綴っているのだけど、じんわり面白い。2021/01/13

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