出版社内容情報
芥川龍之介、田山花袋、泉鏡花という大家が戦前の東京の町並みを舞台に競作。この巻は両国や深川など江戸の香が残る下町作品を収録。関東大震災から四年、復興へと邁進する帝都・東京の変貌する姿と、いまだいたる所に残された災害の傷痕を、当時を代表する文学者、画家たちが活写した名随筆。
昭和二年、「東京日日新聞」での好評連載を完全復刊。
※本書は、春秋社『大東京繁昌記 下町篇』(1928年9月刊)を底本としました。
本所両国 芥川龍之介 画 小穴隆一
深川浅景 泉鏡花 画 鏑木清方
大川風景 北原白秋 画 山本鼎
大川端 吉井勇 画 木村荘八
雷門以北 久保田万太郎 画 小村雪岱
日本橋附近 田山花袋 画 堀進二
新古細句銀座通 岸田劉生 自画
講談社文芸文庫[コウダンシャブンゲイブンコ]
編集
芥川 龍之介[アクタガワ リュウノスケ]
著・文・その他
泉 鏡花[イズミ キョウカ]
著・文・その他
北原 白秋[キタハラ ハクシュウ]
著・文・その他
吉井 勇[ヨシイ イサム]
著・文・その他
久保田 万太郎[クボタ マンタロウ]
著・文・その他
田山 花袋[タヤマ カタイ]
著・文・その他
岸田 劉生[キシダ リュウセイ]
著・文・その他
内容説明
関東大震災から四年、復興へと邁進する帝都・東京の変貌する姿と、いまだいたる所に残された災害の傷痕を、当時を代表する文学者、画家たちが活写した名随筆。昭和二年、「東京日日新聞」での好評連載を完全復刊。芥川龍之介「本所両国」、泉鏡花「深川浅景」、北原白秋「大川風景」、田山花袋「日本橋附近」など、下町を中心とした七篇を収録。東日本大震災を経た今、再び注目される歴史的名著。
目次
本所両国(芥川龍之介)
深川浅景(泉鏡花)
大川風景(北原白秋)
大川端(吉井勇)
雷門以北(久保田万太郎)
日本橋附近(田山花袋)
新古細句銀座通(岸田劉生)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アキ・ラメーテ@家捨亭半為飯
つんこ
いなお
梅薫庵
Gen Kato