出版社内容情報
飄逸な味わいで知られる私小説作家・木山捷平。詩に惹かれ、文学・人物に魅了されて、いつしか人生を辿り、謳いあげた傑作長篇評伝。飄逸な味わいで知られる私小説作家・木山捷平。
詩に惹かれ、文学・人物に魅了されて、いつしか人生を辿り、謳いあげた傑作長篇評伝。
※本書は、『木山さん、捷平さん』(1996年7月、新潮社刊)を底本としました。
岩阪 恵子[イワサカ ケイコ]
著・文・その他
内容説明
自らの生にさえ消極的で後込みばかりしていた著者を、人間への強い興味へと導いてくれた木山捷平の詩―。やがて詩への愛着は小説、随筆、日記へと進み、いつしか木山の人生そのものに随伴していく。不遇の日々を過ごしながらも飄然としたユーモアを湛え、懐かしさと温もりを与える稀有の私小説作家を、愛情を込めて謳いあげた、傑作長篇評伝。
目次
第1章(「ふるさと」;幸あれかし ほか)
第2章(作家志望;戦争 ほか)
第3章(「海の細道」;「雪の原」 ほか)
第4章 (長い戦後)
第5章(「五十年」;あかるいさびしさ ほか)
著者等紹介
岩阪恵子[イワサカケイコ]
1946・6・17~。小説家。奈良県生まれ。1歳より大阪に育つ。関西学院大学卒業。学生時代より作詩を始め、清岡卓行氏に師事。後、清岡氏と結婚。小説を書き始める。初めての小説「蝉の声がして」より次々と発表。86年『ミモザの林を』で野間文芸新人賞受賞。92年『画家小出楢重の肖像』で平林たい子賞受賞。94年『淀川に近い町から』で芸術選奨文部大臣賞・紫式部賞を受賞。2000年「雨のち雨?」で川端康成文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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