講談社文芸文庫<br> 藤枝静男随筆集

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講談社文芸文庫
藤枝静男随筆集

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  • サイズ 文庫判/ページ数 288p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062901116
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

出版社内容情報

自伝的随筆から骨董論まで、創作と人生の全てを語る

旧制八高時代からの親友、平野謙、本多秋五との交友、生涯の師となる志賀直哉を訪ねた奈良旅行、最初の作品を「近代文学」に発表する経緯など――小説家・藤枝静男の誕生から、医師であり作家であることの心構え、骨董へのこだわり、晩年の心境まで――私小説に特異な新境地を切り開いた藤枝文学のエッセンスとともに、剛毅木訥なるひとがらとその人生を知るための精選随筆集。

堀江敏幸
どの頁にも、彼の小説に直結する「不合理な逆遠近法」の、残酷で滑稽な悲しみがあふれている。最後の一篇「妻の遺骨」で、妻の骨と石をまちがえて掘り出す場面は、自叙伝的な記述の性質とはまたべつの意味で遠近の狂った、しかも正しい眼の紡ぎ出したものとして、あるいは「鼻紙にくるんで胸ポケットにしまった」小さな骨のようなものとして、ながく読者の心に刻まれるだろう。――<「解説」より>

藤枝 静男[フジエダ シズオ]
著・文・その他

内容説明

旧制八高時代からの親友、平野謙、本多秋五との交友、生涯の師となる志賀直哉を訪ねた奈良旅行、最初の作品を「近代文学」に発表する経緯など―小説家・藤枝静男の誕生から、医師であり作家であることの心構え、骨董へのこだわり、晩年の心境まで―私小説に特異な新境地を切り開いた藤枝文学のエッセンスとともに、剛毅木訥なるひとがらとその人生を知るための精選随筆集。

目次

少年時代のこと
青春愚談
書きはじめた頃
わが「近代文学」
落第坊主
平野断片
平野のこと
跋文
平野謙一面
故平野謙との青春の日々〔ほか〕

著者等紹介

藤枝静男[フジエダシズオ]
1907・12・20/戸籍上では1908・1・1~1993・4・16。小説家。静岡県生まれ。旧制八高時代に平野謙、本多秋五を知る。1936年、千葉医科大学卒業。42年、海軍火薬廠付属病院に勤務。戦後は妻の実家で眼科診療を手伝い、50年、浜松市で眼科医院を開業。この間、47年、最初の小説「路」を平野、本多の勧めで「近代文学」に発表。以後、「イペリット眼」「犬の血」などを発表し、医業のかたわら創作活動を行う。67年、「空気頭」で芸術選奨文部大臣賞、74年、「愛国者たち」で平林たい子文学賞、76年、「田紳有楽」で谷崎潤一郎賞、79年、「悲しいだけ」で野間文芸賞をそれぞれ受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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hasegawa noboru

6
たまたま群像の今月号(9月)で、笙野頼子『会いに行って 静流藤娘紀行』(確か一度しか会ってないものの「師匠」として畏敬していた藤枝静男との関りを小説化したもの)の書評を吉田知子が書いている。笙野の本を読んだことをきっかけにして、吉田自身の、藤枝静男との出会い交流の回想に終始しているようなところがあっておかしい。〈藤枝さんが亡くなって寂しい。もう呼び出されることはない。悲しい。〉で結んでいる。作家藤枝静男が亡くなったのは一九九三年で、もう二七年も経っている。今度呼び出されるとしたらあの世からで悲しくない?2020/08/10

フリウリ

4
少年時代のこと、八高時代からの親友(平野謙、本田秋五)のこと、執筆、骨董、韓国旅行、妻などが題材の随筆。藤枝氏ならではの文体で、小説との区別はつきにくいが、随筆というなら随筆なのでしょう。骨董以降の後半の随筆は、晩年の作品。韓国旅行には大庭みな子氏らが同伴しているが、両者が登場する小島信夫「別れる理由」執筆時と、ほぼ同時期のことと思われます。「妻の遺骨」は、遺骨を大原美術館の庭の片隅に埋めようとして、受付嬢に許可を得たせいで、翌日掘り出すはめになったことを描く。自分と他者へのやりきれなさが、切ないです。72025/01/14

7kichi

2
「妻の遺骨」が痛切にせまる。2011/11/26

銀木犀

2
田紳有楽とかのぶっとんだ作風のイメージを持っていたが、常識的で読みやすいエッセイだった。友情が長続きするのがすごい。2011/08/23

susie

2
「妻の遺骨」すごいなあ。2011/05/14

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