講談社文芸文庫<br> 深夜の酒宴・美しい女

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講談社文芸文庫
深夜の酒宴・美しい女

  • 椎名 麟三【著】
  • 価格 ¥1,760(本体¥1,600)
  • 講談社(2010/07発売)
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  • サイズ 文庫判/ページ数 360p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784062900928
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

なぜ人間は生きねばならないのか――?
戦後文学のカリスマ椎名麟三の代表的2篇!

焼け残った運河沿いの倉庫を改造したアパートに蠢く住民達。瀕死の喘息患者、栄養失調の少年、売春婦の救いのない生態を虚無的な乾いた文体で描き、「重い」「堪える」の流行語と共に作家椎名麟三の登場を鮮烈に印象づけた「深夜の酒宴」。電車の運転の仕事を熱愛する平凡な男が現実の重さに躓きつつ生き抜く様を特異なユーモアで描く「美しい女」(芸術選奨)。戦後の社会にカリスマ的光芒を放った椎名文学の代表作2篇。

井口時男
この地上にあっては、「愛」も「自由」も「幸福」も相対的で不十分な偽物でしかありえない。しかし、「ほんとうにほんとう」のものとしての「美しい女」は、地上の偽物性や相対性を裁き糾弾するのではない。むしろそれは、まがい物たらざるをえない地上の存在の卑小さや滑稽さを許容し、ゆるめ、やわらげてくれるものだ。裁き糾弾するのは旧約の神だが、ゆるめ、やわらげてくれるのはキリストの「ユーモア」である。――<「解説」より>

椎名 麟三[シイナ リンゾウ]
著・文・その他

内容説明

焼け残った運河沿いの倉庫を改造したアパートに蠢く住民達。瀕死の喘息患者、栄養失調の少年、売春婦の救いのない生態を虚無的な乾いた文体で描き、「重い」「堪える」の流行語と共に作家椎名麟三の登場を鮮烈に印象づけた「深夜の酒宴」。電車の運転の仕事を熱愛する平凡な男が現実の重さに躓きつつ生き抜く様を特異なユーモアで描く「美しい女」(芸術選奨)。戦後の社会にカリスマ的光芒を放った椎名文学の代表作二篇。

著者等紹介

椎名麟三[シイナリンゾウ]
1911・10・1~1973・3・28。小説家。兵庫県生まれ。姫路中学中退。私鉄乗務員等、種々の職をめぐり労働運動に参加するも検束投獄され転向。ドストエフスキーによって文学に目覚め、戦後「深夜の酒宴」でデビュー。ニヒリズムを基調とした実存主義的作風で第一次戦後派作家として注目される。その後キリスト教に入信。著書に『美しい女』(芸術選奨)等(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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押さない

7
『美しい女』死ぬつもりで物事をとりかかるものは苦手だ。ノー理想過多。過装飾で大げさな 言葉は遠慮したい。ただ私は自分に正直に生きているたけなのだ。このようなくだらない生活に十分に生きられない者にこの世のことをとやかく言われたくないのだ。しかしそんな『私』がほんとうの美しい女を追い求めるのは矛盾ではないか?と思ったが、そうではない。絶対に現れない手に入らない自分の中の女だからこそ、何が起こっても頭で微笑んでくれる。この詰まらない人生のおかしさを力ある輝かしいものにしてくれる。現実を愛せる。2021/03/12

肉欲棒太郎

5
『深夜の酒宴』も『美しい女』も、共産主義からの転向者らしく「思想」や「イデオロギー」をとにかく嫌悪するというニヒリズムに満ちているように思えるが、一方で「僕の世界で一番嫌いなものはこのニヒリストという奴なのである」(『深夜の酒宴』)とも言ってるし、何とも捉えがたい。結局、解説で井口時男が言うように「リアリスト」ということなのか?あるいは単に凡庸なヒューマニストという可能性も。それにしても、『死の棘』の島尾敏雄といい、キリスト者はどうしてこう「妻からの責め苦にあう自分」を書きたがるのか。2017/03/25

Viola

5
椎名4冊目。『深夜の酒宴』社会の掃き溜めのような世界。登場人物も卑屈かろくでなし。死がまとわりつく中淡々と毎日が営まれる不気味さ。『美しい人』の主人公は著者の職業でもあった電車の運転手。「ほんとう」のものは目に見える生活になく、「美しい人」に見守られながら自分の中の「ホントウ」を探そうとしている。この世に絶対はなく、人生は彼が自由に息ができるようにゆるめておいてくれる、それがやさしさ、という主人公の生きることへのスタンスと、自分を超越した存在から自分を見る視点に、動じない魂の平安を感じる。2016/05/14

みずいろ

4
死や暴力そして貧困と隣り合わせで生きる人々の苦悩。すこし狂った世の中で、自身は平凡な人間でありながら、あくまでも死を否定する一種の強さを持った主人公が印象的。美しい女に道を照らされ、意志と観念とで生き抜いていく彼の姿は当時の人々を強く引きつけたであろう。社会運動は「異常」「悪魔的」と忌避し、地に足をつけて歩く不格好さと正しさを描いていてる。2011/09/01

eeezzzmmm

4
生者にとってはどこまでも観念的でしかない「死」への拒絶。「死」に意味付けをしてきた時代にあってあえて「生」を選ぶことの困難さ(と暖かさ)。2011/01/20

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