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講談社文芸文庫
食魔―岡本かの子食文学傑作選

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  • サイズ 文庫判/ページ数 281p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062900409
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

命の意味を問う食にまつわる究極の食文学選 毎晩泥鰌をねだりにくる老彫金師と女将の秘められた情念を描いた「家霊」。食という魔物に憑かれた男の物語「食魔」他、「生命とは何か」を問う小説、随筆を精選

岡本 かの子[オカモト カノコ]
著・文・その他

内容説明

毎晩どじょう汁をねだりに来る老彫金師とどじょう屋の先代の女将の秘められた情念を描いた「家霊」。北大路魯山人をモデルにしたといわれる、食という魔物に憑かれた男の鬼気迫る物語「食魔」ほか、昭和の初めに一家で渡欧した折の体験談、食の精髄を追求してやまないフランス人の執念に驚嘆した食随筆など、かの子の仏教思想に裏打ちされた「命の意味」を問う、食にまつわる小説、随筆を精選した究極の食文学。

目次

1 小説(家霊;鮨;娘;食魔;女体開顕 抄)
2 随筆(食魔に贈る;異国食餌抄;旅とガストロノム;欧洲土産話;巴里の食事;外国の魚;季節のじゅん;新茶;うなぎ、揚げもの、川魚;新米;粉末食料品時代;酒と煙草;若菜;夏季と味覚;初秋におくる;野菜料理;田家の兎料理;国民食、大根礼讃;食物に関して男子への注文;力を培う餅;食餌感想;恋人にたべさせたい御料理)

著者等紹介

岡本かの子[オカモトカノコ]
1889・3・1~1939・2・18。小説家、歌人、仏教研究家。本名カノ。東京生まれ。跡見女学校卒。与謝野晶子に師事し「明星」「スバル」に歌を発表し歌人として出発。1910年岡本一平と結婚、翌年太郎出生。この頃「青鞜」に参加、処女歌集『かろきねたみ』出版。一方、一平との個性の対立は熾烈を極め、強度のノイローゼとなり、仏教に救いを求める。29年一家で渡欧、32年帰国後は、仏教研究家として活躍。36年『鶴は病みき』で文壇デビュー。37年から『母子叙情』『老妓抄』など独自の生命の哲学をうちたてた作品を発表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

メタボン

26
☆☆☆★ 岡本かの子の小説作品には食そのものを題材にしたものが多い。本作品集はそれに加えてエッセイも収録。特にパリにおける食文化の記述が多い。岡本かの子の食についての表現は、美味しそうというよりも、何やら官能的な印象を受けることが多い。まさに食魔(グルメ)という表現は言いえて妙だと思う。長編小説「女体開顕」の食事に関する場面の抜粋も良かった。2017/11/13

ふぁるく

25
図書館本。初読み作家。のはずでしたが、「鮨」はどこかで読んだ気がする。食にまつわる小説と随筆を収録。「家霊」「鮨」の2作品が読めただけでも満足。随筆は当時の健康、栄養学がどういうものだったか知る点で面白かったです。2017/06/15

志波昌明

13
「家霊」は、年老いたかんざし職人とドジョウ料理店の女主人の心の交流を描いた短編。これまで何回か読んでるけど、何回読んでもいい。2人の間には何もないんだけど、代金の代わりにできの良いかんざしを女主人に送る職人と大事にとっている女主人の心の動きが魅力的。「鮨」の客と店の跡継ぎの女性との話も良かった。後半は食べ物についてのエッセイだけど、ヨーロッパを贅沢三昧に旅をしていた様子が垣間見られてうらやましかった。2017/07/12

fonfon

10
高校時代に読んだ新潮文庫も、大学の頃1冊ずつ配本を待ち望み買いそろえた全集も持っているけれど、このアンソロジーも面白いと思い購入再読。またもや、ヒリヒリ痺れる。「宿命に忍従しようとする不安で逞しい勇気と、救いを信ずる寂しく敬虔な気持ち」(家霊)かの子の魅力は、これだと思う。ひとは孤独から逃れられないものだが、ひとはひとりではなく、滔々と流れるいのちの連鎖のカケラなのだ、と改めて思わせてくれるどの短編も大好きだけれど、「鮨」はやはり抜きんでいて良い、「すし!すし!」 2011/11/15

もなおー

9
岡本かの子の、食にまつわる小説と随筆を纏めた一冊。小説に関しては今更言い添えることもないけれど、随筆の方は軽い語り口と率直な視点で、かなり印象が変わって見える。2016/07/31

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