講談社文芸文庫
梅一輪・湘南雑筆(抄)―徳冨蘆花作品集

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  • サイズ 文庫判/ページ数 265p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062900010
  • NDC分類 918.68
  • Cコード C0193

内容説明

明治元年生まれ、昭和二年没。理想を求め、現実に躓き、なお人として良き道を往くべく苦闘した蘆花。熊本での幼少期、身近に砲声を聴いた西南戦争を背景に、ある一家の悲劇を描く「灰燼」、貧者救済を己に課し、異国で死ぬうら若い女性の凛とした生き方を、キリスト者の求道と人間的悩みの両面から描く「梅一輪」、農的生活の実践論「美的百姓」等、近代日本の光と影を一身に体現する蘆花文学の精髄二十四篇。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

優希

79
近代日本の風景を見たような気がします。光あれば影ありとは言うもので、美しい世界と厳しい世界が共存しているのが感じられました。現実につまづきつつも、尚理想を追い求めたキリスト者であるからこその苦悩が文学にも表れているのですね。この作品集は蘆花の文学の真髄に迫っているのではないでしょうか。2017/07/02

oga

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漁師の娘 梅一輪 哀音 可憐児 海運橋 国家と個人 兄弟 断崖 灰塵 此頃の富士の曙 利根の秋暁 大海の出日 相模灘の落日 相模灘の水蒸気 湘南雑筆(抄) 吾家の富 晩秋初冬 故人に 農 美的百姓 村の一年 ヤスヤナ・ポリヤナの五日(抄) 勝利の悲哀 謀叛論(草稿) 解説・年譜・著者目録2019/03/23

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