講談社現代新書<br> 幸福の哲学―アドラー×古代ギリシアの智恵

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講談社現代新書
幸福の哲学―アドラー×古代ギリシアの智恵

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  • サイズ 新書判/ページ数 240p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784062884068
  • NDC分類 151.6
  • Cコード C0210

出版社内容情報

人間にとって本当の幸福とは何か? ベストセラー『嫌われる勇気』の著者が、じっくり、深く考えた! 本当の幸福とは何か? どうすれば、人は幸福になれるのか? 母親の突然の死、父との不和、自身の死の淵からの生還の体験など、生と死をめぐる様々な体験を契機に、著者の岸見一郎氏はこの問題について、永らく考えをめぐらせてきました。もともとギリシア哲学の研究者であった著者がアドラー心理学に出会ったのも、この問題の追求の途上のことでした。

 本書は、そのような著者の個人的な体験と、ギリシア哲学、アドラー心理学など、人間の幸福に関する歴史上の深い考察を総合した結論としての本格的な幸福論です。

 さまざまな哲学書を渉猟した結果、哲学者で幸福な生涯を送った者は、ほぼ皆無であることに著者は気づきます。そして思いました「よし、では自分が幸福な哲学者になろう」その結果については、ぜひ本書をお読み頂きたいと思います。

 幸福であることを願わない人はいないはずなのに、なぜ、ほとんどの人は幸福感を得ることができないのでしょうか? この問題について長く、深く考え抜いた上で、あるとき、ふと著者は気づきました、幸福になるための鍵は、ちょっとした気づき、視点の転換にあるのではないか、と。著者の考えの道筋をたどりながら本書を読みすすんでいけば、あなたにも、幸福はどこか遠くに探しに行かなくても、初めからここにあったことがわかるでしょう。

はじめに
第1章 幸福とは何か
第2章 なぜ幸福になれないのか
第3章 人間の尊厳
第4章 他者とのつながり
第5章 幸福への道
第6章 人生をどう生きるか


岸見 一郎[キシミ イチロウ]
著・文・その他

目次

第1章 幸福とは何か
第2章 なぜ幸福になれないのか
第3章 人間の尊厳
第4章 他者とのつながり
第5章 幸福への道
第6章 人生をどう生きるか

著者等紹介

岸見一郎[キシミイチロウ]
1956年生まれ。哲学者、心理学者。京都大学大学院文学研究科博士課程満期退学(西洋哲学史専攻)。奈良女子大学文学部非常勤講師などを務める。専門のギリシア哲学研究と並行してアドラー心理学を研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

西

43
成功すれば幸せになれる、競争に勝てば幸せになれる、求めているものを手にいれれば幸せになれる…。そんな考えでここまで来てしまったが、幸福は“なる”ものではなく、既に幸福で”ある”ことに気づくことが大事だと気付かされた。意識なく寝たきりの人も、ただ存在するだけで周りに貢献していて、それゆえに幸せであるということ、理想論過ぎて実践が難しいとも思うが、真理であるとも思う。自分の生き方がブレないように何度も読み返したい2017/02/05

KAKAPO

34
>人間の価値を生産性で見るようになったのは、人をものと見るようになったからである。「ものと見る」というのは、人を何かのものを生産する機械のように見なすことだ…岸見先生の言葉に、幸福感を感じにくい現代社会の病が見え隠れする。傍から見たら恵まれているようにしか見えない人でも「今より豊かに、より幸せに」と、他者との関係の中で常に競争を強いられ続けているような時間の中で暮らしているのではないだろうか?たとえどんな状況にあっても、ささやかな幸福以外に幸福はない。どうしたらそれを素直に感じることができるのだろうか?2017/03/25

ちさと

32
幸福と幸運は違う。幸運に依存した幸福は失われやすい。幸福と成功は違う。成功は幸福を担保しない。岸見先生が自身の人生を見つめて考えた幸福論の哲学です。岸見先生の言う「自分の幸福よりも優先しなければいけないものはない」という言葉には勇気付けられます。だけどもしその幸福が誰かの不幸に繋がる可能性があるなら、現実には、道徳は優先順位の筆頭でないと正面切って反論する事は難しい…。とりあえずは「いま幸せだな」と感じる時間が少しでも増えたらいいな。2018/10/04

江口 浩平@教育委員会

27
【哲学】岸見先生が説く、生き方指南の書。対話形式だった「嫌われる勇気」「幸せになる勇気」は登場人物の性格が気になって読みにくかった分、本書はすんなり入ってきた。幸福であるために必要な責任を果たすには、問題から目を背けず、対人関係の中にも進んで入っていかなければならない。という箇所から、これまで仕事での対人関係が悩みのタネだったが、楽になろうと思って逃げれば逃げるほど苦しくなってきたことを思い出した。幸せであるためには、どう思われるかを気にせず、自分で自分の価値を認められることが大切だと学んだ。2017/03/27

しょうじ@創作「熾火」執筆中。

27
アドラーをメインにして、ギリシア哲学をまぶした感じ。「わかりやすさ」という点では、「嫌われる勇気」「幸せになる勇気」だろう。「幸運」と「幸福」は、似て違うものなんだな。2017/03/13

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