講談社現代新書<br> げんきな日本論

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講談社現代新書
げんきな日本論

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  • サイズ 新書判/ページ数 416p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784062883917
  • NDC分類 210.04
  • Cコード C0221

出版社内容情報

土器、ひらがな、安土城……なぜ日本人はかくもユニークな文化を生み出せたのか?ふたりの社会学者が語り尽くす「新・日本史」! 皆さん、お待たせしました!

 30万部超『ふしぎなキリスト教』でおなじみ、ふたりの社会学者が、痛快無比に語り尽くした「新・日本史」の登場です。

 土器、古墳、ひらがな、源氏物語、日本刀、安土城、国学……なぜ日本人は、かくもユニークな文化を生み出せたのでしょうか?

 日本史にまつわるそもそもの疑問18個を真剣に議論することで、日本そのものの特異さやおもしろさ、現代に生きる日本人の「由来」が、どんどんわかってきます。
 そしてそれによって、自己を見失っていると感じる人でも、自信を取り戻して元気になれるのです!


「本書は、日本の歴史をテーマにする。
 でも、ふつうの歴史の本とは、まるで違う。
 歴史上の出来事の本質を、社会学の方法で、日本のいまと関連させる仕方で掘り下げるからだ。本書を読み進むにつれて、読者のみなさんは、まったく見違えるような新鮮な世界が、目の前に開けて行くのを感じられるだろう。
 それは、著者の二人にとっても同様である。橋爪大三郎がまず、18の疑問を用意した。そして、好敵手・大澤真幸と論じあった。二人にとってこの対談は、わくわくする刺戟的な体験だった。誰も(たぶん)考えたことのないようなことを、たくさん語ることができたからである。
 そう、本書は、日本列島で起こったあれこれの出来事が、人類史のなかでどういう意味をもつのか、普遍的な(=世界の人びとに伝わる)言葉で、語ろうと する試みである。」――「まえがき」より

第一部 はじまりの日本
1、なぜ日本の土器は、世界で一番古いのか
2、なぜ日本には、青銅器時代がないのか
3、なぜ日本では、大きな古墳が造られたのか
4、なぜ日本には、天皇がいるのか
5、なぜ日本人は、仏教を受け入れたのか
6、なぜ日本は、律令制を受け入れたのか
第二部 なかほどの日本
7、なぜ日本には、貴族なるものが存在するのか
8、なぜ日本には、源氏物語が存在するのか
9、なぜ日本では、院政なるものが生まれるのか
10、なぜ日本には、武士なるものが存在するのか
11、なぜ日本には、幕府なるものが存在するのか
12、なぜ日本人は、一揆なるものを結ぶのか
第三部 たけなわの日本
13、なぜ信長は、安土城を造ったのか
14、なぜ秀吉は、朝鮮に攻め込んだのか
15、なぜ鉄砲は、市民社会をうみ出さなかったか
16、なぜ江戸時代の人びとは、儒学と国学と蘭学を学んだのか
17、なぜ武士たちは、尊皇思想にとりこまれていくのか
18、なぜ攘夷のはずが、開国になるのか


橋爪 大三郎[ハシヅメ ダイサブロウ]
著・文・その他

大澤 真幸[オオサワ マサチ]
著・文・その他

内容説明

土器、古墳、ひらがな、源氏物語、日本刀、安土城、幕藩制、国学…。なぜ日本人は、かくも独自の文化を生み出せたのか?

目次

第1部 はじまりの日本(なぜ日本の土器は、世界で一番古いのか;なぜ日本には、青銅器時代がないのか;なぜ日本では、大きな古墳が造られたのか;なぜ日本には、天皇がいるのか;なぜ日本人は、仏教を受け入れたのか;なぜ日本は、律令制を受け入れたのか)
第2部 なかほどの日本(なぜ日本には、貴族なるものが存在するのか;なぜ日本には、源氏物語が存在するのか;なぜ日本では、院政なるものが生まれるのか;なぜ日本には、武士なるものが存在するのか;なぜ日本には、幕府なるものが存在するのか;なぜ日本人は、一揆なるものを結ぶのか)
第3部 たけなわの日本(なぜ信長は、安土城を造ったのか;なぜ秀吉は、朝鮮に攻め込んだのか;なぜ鉄砲は、市民社会をうみ出さなかったか;なぜ江戸時代の人びとは、儒学と国学と蘭学を学んだのか;なぜ武士たちは、尊皇思想にとりこまれていくのか;なぜ攘夷のはずが、開国になるのか)

著者等紹介

橋爪大三郎[ハシズメダイサブロウ]
1948年生まれ。東京大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。社会学者。東京工業大学名誉教授。著書に『はじめての構造主義』などがある。大澤氏との共著『ふしぎなキリスト教』(講談社現代新書)で新書大賞2012を受賞した

大澤真幸[オオサワマサチ]
1958年生まれ。東京大学大学院社会学研究科博士課程修了。社会学博士。千葉大学助教授、京都大学教授を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

かみぶくろ

103
われわれが学校で習う歴史の授業とは概ね出来事と年号の暗記のことだが、その出来事の社会的背景や各当事者の当時のエートスやそもそも古来から貫かれる天皇制というシステムの実質など、本書で書かれているようなこと抜きには、全く学びとして機能していないことを改めて認識する。自分の国のことって、案外、いや全然知らない。書ききれないほどに得るものが多かったが、なにより今ここに繋がる「日本人」がどのように生まれ育まれてきたのか知れたことが、日本人としてなにより良かったと思う。2019/08/04

夜間飛行

84
アジア東端にあって移動性を保ちつつ定住した祖先だからこそ、普遍思想の仏教と農業由来のカミを共存させたわけだし、外来の漢字から仮名を発明して巧みに使い分けたのだろう。表記法の成立は男女の在り方や社会を変え、婚姻制度の生み出した摂関政治とその反動である院政が「空気」の支配する政治風土を醸成。農と輸送に携わる武士がそうした政治風土を引き継ぐも、空気支配を乗り越えんとする信長は鉄砲による武士の無用化を進める。無用となった武士を抱え込んだ幕藩制の矛盾は、儒学国学を生み開国へと。日本人の精神史をざっと見渡すに良い本。2018/02/07

書斎六尺

49
日本の歴史を社会学者の視点で掘り下げると、そこに見えてくるのは現代に繋がる日本人の価値観と行動原理・行動様式であった。本書は先ず橋爪氏が18の疑問を呈し、それを大澤氏と論じ合う形になっている。印象的だったのは、藤原氏が政治の実権を握るが、天皇を倒して藤原王朝を作らなかったは何故か。或は、摂関政治、延いては院政に関して「通い婚」から説き起こす。また信長が築いた安土城の図面から見えてくる信長の圧倒的な個性と本丸に建てた京都御所・清涼殿と同等な間取りから信長が考えていた天皇との関係が浮かび上がる。実に面白い。2016/11/17

てつ

48
社会学者が歴史を論ずるとこうなる、という見本のような対談。面白かったけれど、納得できない部分もあり消化不良。2017/11/14

slider129

44
過去に「ふしぎなキリスト教」や「ゆかいな仏教」でタッグを組んだ社会学者二人による日本の歩みについての対談本。途中哲学や社会学的な内容になると難しく感じたが、対談形式なので概ね理解しやすく、楽しんで読み通すことができました。また、歴史学者でないお二人だけに、「そんな見方もあるのか」と思う見解も多かった。例えば、不平等条約を結ばされたと学んで来た日米修好通商条約を米国と結んだことによって、日本が主権国家として世界に認められ、英仏露独諸国が日本に簡単に手を出せなくなった等は唸らされました。2018/08/31

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