講談社現代新書<br> 技術大国幻想の終わり―これが日本の生きる道

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講談社現代新書
技術大国幻想の終わり―これが日本の生きる道

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  • サイズ 新書判/ページ数 192p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784062883221
  • NDC分類 502.1
  • Cコード C0233

出版社内容情報

日本を代表する工学者で失敗学・創造学の権威である著者が、ここ10年見て考えてきた日本の産業のこれからをエッセンスで示す。アベノミクス、円安などで一息ついたように見える日本経済。しかし実際はどうだろうか? 
食料・エネルギーなど、海外に頼らなくてはいけない日本。そのためには外貨を稼ぐ産業の強さは日本の生命線であることは日本の変わらぬ条件。
しかしグローバル競争が激化したここ20年、日本が競争でなかなか勝てないのはなぜなのか?

日本を代表する工学者で失敗学・創造学の権威として知られる著者は、長年日本の産業の現場を見続け、さらに10年は海外の現場にも足を運び、産業の激変を見てきた。

その著者が感じた日本の行き詰まりの原因、
それは「技術では世界でいちばんになった」という思い込みだった。

そもそも日本は自分たちが思っているほど、技術が優れているのか?
傲慢の裏に隠れていた日本の弱点とは?

日本のいままで得意だと思ってきた品質・機能がもはや競争力にならなくなった時代、
いま求められるのは、消費者の価値観を深く追求すること。
そのために必要な技術とはなにか?
日本にあって他国にはない良さとはなにか?

これからの日本の産業の方向性を考える渾身の論考!

プロローグ
第1部 日本の状況
第2部 日本がこれから意識すること
第3部 日本の生きる道
エピローグ


畑村 洋太郎[ハタムラ ヨウタロウ]
著・文・その他

内容説明

「技術では負けていない!」という思い込みを捨てよ。「品質」「機能」はもはや競争力にはならない。これからは人々の欲しがる「価値」を突き詰めろ!日本を代表する工学者が、日本の生きる道を国内外の産業の現場を見て議論して考えた。

目次

第1部 日本の状況(エネルギーと食料;自然環境;人口と社会階層;産業構造の変化;産業が停滞するのはなぜか)
第2部 日本がこれから意識すること
第3部 日本の生きる道(市場のあるところでつくる;それぞれの社会が求めている商品を売る;日本の経験を売る;ものづくりと価値;決定的なのはトップ)

著者等紹介

畑村洋太郎[ハタムラヨウタロウ]
1941年生まれ。東京大学工学部機械工学科修士課程修了。東京大学名誉教授。工学博士。専門は失敗学、創造的設計論、知能化加工学、ナノ・マイクロ加工学。2001年より畑村創造工学研究所を主宰。02年にNPO法人「失敗学会」、07年に「危険学プロジェクト」を立ち上げる。日本航空安全アドバイザリーグループ委員、JR西日本安全有識者会議委員、国土交通省リコールの原因調査・分析検討委員会委員長、11年6月より東京電力福島原子力発電所における事故調査・検証委員会委員長などを務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Kiyoshi Utsugi

31
著者の畑村洋太郎氏は、「失敗学のすすめ」で有名な方。 ・日本の状況 ・日本がこれから意識すること ・日本の生きる道 今後、日本がやらなければいけないことは、 ・考え方を変える ・からくりを変える ・教育を変える としています。 この歳でオバマ大統領が言ってたchangeは厳しいですが、やらなきゃなと今更ですが思いました。 それと、からくりを変えるのところで触れられていた「マイナンバー制度」ですが、遅ればせながら昨日総務省から送られてきた手順に従ってカードの申請してみました。😅2022/09/04

異世界西郷さん

24
幕末の洋式兵装に対する刀槍での戦い、太平洋戦争の機関銃に向かっての銃剣突撃、そして世界が変化の途上にある中での技術大国という時代錯誤の自負心。歴史上、何度となく日本人が繰り返してきた過ちを今また犯そうとしている状況には焦燥感を禁じ得ません。日本の企業が世界に対して勝っているところ、劣っているところが詳しく書いてあり分かりやすかったです。今日、世界中で特に中韓に対して劣勢に立たされているのは日本に出来ないことがあるからではなく、やろうと思えば出来るのにやってこなかったからなのではないかと思えてきます。2016/06/02

犬こ

21
高度経済成長期の技術の日本。その考えをいまだ引きずる日本にメス。中国、韓国も技術では十分に成長しており、技術、品質の謳い文句では、製品が売れない時代。グローバル化の進展、特に外貨で稼ぐ日本にとっては、各国の文化、予算事情などその国政に応じ、製品提供、提案をしていく必要があること、ひしひしと伝わりました。2017/01/19

きーさん

17
工学博士らしいロジカルな展開で、日本の現状(変化した状況)→日本が意識すべきこと→日本の生きる道(著者の提言)が語られる。「日本の技術力は素晴らしい!」と手放しで褒め称える風潮の中で、「ものづくり」畑の専門家の考察に触れられるのは興味深い。現地に行き、現場に触れ、現人(現場の人)の声を聴く…「三現主義」を忘れてしまったのは製造業だけでない。メディアや行政など、東京本部仕様を他に押し付ける現象は、別の業界にも蔓延しているように思える。「価値」の転換については哲学者との対談など別冊でもう少し話を聞いてみたい。2015/10/08

Francis

9
読んでみて頷ける点が多かった。過去の日本が欧米に追いついたように、発展途上国が日本に追いつくのは当たり前な訳だけど、それを理解しないまま、技術大国幻想にしがみついてはダメだよね。自分で考えて、自分で行動することがまず第一。2016/09/14

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