講談社現代新書<br> 世界に冠たる中小企業

電子版価格
¥770
  • 電子版あり

講談社現代新書
世界に冠たる中小企業

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 新書判/ページ数 251p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784062883009
  • NDC分類 335.35
  • Cコード C0230

出版社内容情報

中小企業が世界シェアトップの集団になるためのノウハウが満載! どうすればグローバル展開できるのか。
中小企業が日本経済を支えているのではない。
中小企業こそが日本経済の中核なのだ。
中小企業の再生こそが、日本経済の復活と地方創生のカギとなる!

------------------------------

グローバル展開の戦略と秘密を大公開!
世界中の美容師や理容師から愛用されている鋏、
世界20ヵ国以上に輸出されているニッパー、
小惑星探査機「はやぶさ」や東京スカイツリーにも使われているばね、
新幹線の車輪をつくる工作機械、紙幣印刷機の重要部品など、
中小製造業24社の戦略と技術を明かす。

これが日本の底力だ!

------------------------------

◆中小企業が世界シェアトップの集団になるためのノウハウとは◆

・新しい販路の開拓/量産品から高品質品へ
・原料へのこだわりと匠の技/辞任の時期を公言して改革に臨む
・大量注文にはいっさい応じない/在庫はムダではなく財産である
・受注平均ロットが5個でも儲かる理由
・値引きしてまで売らない/営業部隊はいらない
・「もやもや」を聞き出すことから始める
・国内生産にこだわり中国・韓国には輸出しない
・計画生産はしない/社内メールで物事を決めるのは禁止
・管理部門なんていらない/社員の8割が女性
・経営破綻寸前からの復活
・20年先を見越して技術を磨く
・大手の進出できない新たな市場を自らつくる
・他社と同じことをしていたら生き残れない
・営業構造を変える/心臓部は中国に移さない ほか

第1章 「伝統技術」を活かして世界を統べる
――「トヨタを目指すつもりはない」企業など5社
第2章 「専門分野に特化」が成功のカギ
――「値引きしてまで売らない」企業など5社
第3章 「超先端技術」を武器に世界に挑む
――「国内市場の嫌がらせにも屈しない」企業など4社
第4章 大手が参入できない「ニッチ市場」を制す
――「管理部門なんていらない」企業など6社
第5章 ノウハウを活かした「業態転換」で勝つ
――「心臓部は中国に移さない」企業など4社


黒崎 誠[クロサキ マコト]
著・文・その他

内容説明

グローバル展開の戦略と秘密を大公開!町工場が世界シェアトップの集団になるためのノウハウとは―。中小製造業24社の戦略と技術を明かす。これが日本の底力だ!

目次

第1章 「伝統技術」を活かして世界を統べる―「トヨタを目指すつもりはない」企業など五社(他の追随を許さない切れ味;新しい販路の開拓 ほか)
第2章 「専門分野に特化」が成功のカギ―「値引きしてまで売らない」企業など五社(大量注文にはいっさい応じない;日常生活から「はやぶさ」「スカイツリー」まで ほか)
第3章 「超先端技術」を武器に世界に挑む―「国内市場の嫌がらせにも屈しない」企業など四社(研究者の「もやもや」を聞きだすことから始める;競争ではなく競創する集団を目指す ほか)
第4章 大手が参入できない「ニッチ市場」を制す―「管理部門なんていらない」企業など六社(なぜエレベータはピタリと止まるのか;大手企業の技術盗用に猛抗議 ほか)
第5章 ノウハウを活かした「業態転換」で勝つ―「心臓部は中国に移さない」企業など四社(大手メーカーにもマネできない技術とノウハウ;心臓部は中国に移さない ほか)

著者等紹介

黒崎誠[クロサキマコト]
1944年群馬県生まれ。時事通信社に入社後、一貫して経済畑を歩み、経団連、日銀、旧大蔵省などを担当したほか、リクルート事件など大型経済事件も報道してきた。宮崎支局長、福島支局長、編集委員、解説委員などを歴任。2004年に退社し、現在、帝京大学経済学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

niisun

14
日本の中小企業でも世界に冠たると言えるのは、町工場系が多いんだなぁ~と思いましたねぇ。第三次産業に属する身としては、サービス業ももっと頑張らないと!と思います。 ただ、興味深い本ではありましたが、ここ最近、この手の題材(日本の職人や企業讚美)を扱うTV番組が多いので、若干食傷気味になってしまってますねぇ。2015/05/01

ヒダン

12
この分野なら世界一と自負する技術力を武器に円の切り下げやリーマンショックを小回りを利かせて凌ぎ切った中小企業を紹介している。世界に冠たるという題名の通り、輸出で稼いでいたり、国内より海外で評判の高い企業を集めたようだ。他の会社では作れないから、大企業に対しても対等に交渉して自社を守ることができる。難題に向き合い続けることで技術的なブレークスルーが生まれて、次のビジネスに繋がる。精度をチェックする機械を自前で持つことや一人で全工程やるなど、社員のモチベーションを上げるような方法論における工夫も印象的でした。2015/08/31

読書実践家

10
日本の中小企業の底力が分かる本。ロボットや炭素繊維、自動車部品など、緻密で正確な技術が結集されている日本の産業分野。相次いで輩出されるノーベル賞受賞者は、日本の科学技術の証左ではないか。ナノ単位の超精密鏡面加工技術の話も登場する。2016/03/19

トッポ64

7
会社の規模は小さくとも、日本の中小企業が世界を相手にどのように事業展開を行い、成功してきたかを紹介する本書。成功企業に共通するのは、大企業が手を出せないニッチ分野において、専門性の高い技術やノウハウを有した少数精鋭の職人がいることである。日本の強みである製造業を支えているのはこうした中小企業である。こうした企業でも経営者の高齢化などでやむなく廃業に追い込まれる場合も多く、日本の中小企業数は年々減少し続けているが、その技術やノウハウが引き継がれないことは、日本経済にとって大きな損失だと改めて感じた。2017/11/03

みさと

5
世界のトップシェアを獲得している日本の中小企業24社を紹介。他の企業では生産できない唯一無二の技術力を誇る企業の特徴。生産・開発現場第一主義を取り管理部門は置かない、値引き競争はしない、値引きを無理強いする大企業の系列には入らず独立を保つ、接待営業はしない、大量注文ではなく個別少量生産に対応、社員を大切にしリストラはしない、社員の8割が女性、他社と同じことはしないetc右へ倣えの横並び日本社会で、独自の地位を築いて世界を相手に個で勝負する逞しさを磨き続けた地方中小企業のあり方にこそ、個人と社会は学ぶべき。2022/01/04

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/9332233
  • ご注意事項

最近チェックした商品