講談社現代新書<br> ヴァロワ朝―フランス王朝史〈2〉

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講談社現代新書
ヴァロワ朝―フランス王朝史〈2〉

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  • サイズ 新書判/ページ数 368p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784062882811
  • NDC分類 235.05
  • Cコード C0222

出版社内容情報

直木賞作家による「フランス王朝史」待望の第2弾。ヴァロワ家の歴代王たちは、戦いと金欠の日々からいかに中央集権を強化したのか。カペー、ヴァロワ、ブルボンと続くフランス王朝の歴史を描けるのは、
この人しかいない!
ヴァロワ朝の歴史を描く待望の第2弾。

ヴァロワ朝創設より始まったイングランドとの百年戦争、
国内有力諸侯との駆け引き。
イタリアへの夢、神聖ローマ帝国皇帝との確執、
そして血みどろの宗教戦争……。
相次ぐ戦争と金策の日々。
歴代王の心労絶えない260年間は、
後に続くブルボンの輝く絶対王政への長き助走期間だったか。



フランスを救え──。
百年戦争のときのジャンヌ・ダルクの叫びはフランス人の心を鼓舞したが……。
神のためには死ねる。しかしフランスのためには死ねるか?
ましてやフランス王のためには??
こうした中でも一歩一歩、王家の国造りは進む。

はじめに 王朝が交替するということ
 ヴァロワ朝の始まり/フランス王家始まって以来の試練/幸運王
第一章 幸運王フィリップ六世(一三二八年?一三五〇年)
 異議あり/父の遺産/百年戦争の始まり/他
第二章 良王ジャン二世(一三五〇年?一三六四年)
 騎士王/もうひとりのライバル、ナバラ王/ポワティエの戦い/他
第三章 賢王シャルル五世(一三六四年?一三八〇年)
 大時計塔/税金の父/デュ・ゲクラン/逆転の布石/再征服/王政の新スタイル/他
第四章 狂王シャルル六世(一三八〇年?一四二二年)
 少年王と叔父たち/親政開始/発作/ブールゴーニュ派とオルレアン派/他
第五章 勝利王シャルル七世(一四二二年?一四六一年)
 無視された王子/ブールジュの王/内紛/ジャンヌ・ダルク/フランスを救え/他
第六章 ルイ十一世(一四六一年?一四八三年)
 反逆の王子/暴君降臨/公益同盟戦争/ペロンヌ会談/ブールゴーニュ公国の建設/決戦/王領の拡大
第七章 シャルル八世(一四八三年?一四九八年)
 超過保護/道化戦争/ブルターニュ戦争/イタリアの夢/ナポリへ/唐突な幕切れ
第八章 ルイ十二世(一四九八年?一五一五年)
 思いがけない即位/離婚、そして再婚/ミラノ、そしてナポリ/人民の父/他
第九章 フランソワ一世(一五一五年?一五四七年)
 私のカエサル/派手男/金が足りない/皇帝選挙/カール五世との戦い、第一ラウンド/他
第十章 アンリ二世(一五四七年?一五五九年)
 気難し屋/孤独な王子/トライアングル/復讐のとき/気弱な名君/他
第十一章 フランソワ二世(一五五九年?一五六〇年)
 病弱な王子/伝説の美女/アンボワーズ事件/オルレアン全国三部会の召集
第十二章 シャルル九世(一五六〇年?一五七四年)
 カトリーヌ・ドゥ・メディシス/融和政策/宗教戦争の始まり/大行脚/他
第十三章 アンリ三世(一五七四年?一五八九年)
 ポーランド王/ポリティーク派/ブロワ全国三部会/第六次、第七次宗教戦争/他<br>
おわりに 国家改造の物語
 王たちのデータ/ヴァロワ朝の功績/ヴァロワ朝の限界
 主要参考文献


佐藤 賢一[サトウ ケンイチ]
著・文・その他

内容説明

イングランドとの百年戦争、イタリアへの夢、皇帝との確執、そして宗教戦争…。相次ぐ戦争と金策の日々。歴代王の心労絶えない260年間は、輝く絶対王政の長き助走期間か。「フランス王朝の歴史」三部作待望の第2弾!

目次

王朝が交替するということ
幸運王フィリップ六世(一三二八年~一三五〇年)
良王ジャン二世(一三五〇年~一三六四年)
賢王シャルル五世(一三六四年~一三八〇年)
狂王シャルル六世(一三八〇年~一四二二年)
勝利王シャルル七世(一四二二年~一四六一年)
ルイ十一世(一四六一年~一四八三年)
シャルル八世(一四八三年~一四九八年)
ルイ十二世(一四九八年~一五一五年)
フランソワ一世(一五一五年~一五四七年)
アンリ二世(一五四七年~一五五九年)
フランソワ二世(一五五九年~一五六〇年)
シャルル九世(一五六〇年~一五七四年)
アンリ三世(一五七四年~一五八九年)
国家改造の物語

著者等紹介

佐藤賢一[サトウケンイチ]
1968年山形県鶴岡市生まれ。東北大学大学院文学研究科西洋史学専攻博士課程単位取得満期退学、以降作家活動に専念。1999年『王妃の離婚』(集英社)で第一二一回直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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星落秋風五丈原

45
既存作品のネタになった王族が多数登場してきて懐かしい。ルイ12世『王妃の離婚』シャルル5世『双頭の鷲』シャルル7世『ジャンヌ・ダルクまたはロメ』『傭兵ピエール』カトリーヌ・ド・メディシス『黒王妃』他『赤目 ジャックリーの乱』『英仏百年戦争』も登場。ほんとーに初期の頃の佐藤さんはフランスばっかり書いてたからなぁ。中でもお気に入りはゲクランとシャルル5世のコンビ。2015/02/07

ごん

24
佐藤賢一さんのフランス王朝史の二冊目。カペー朝に変わってフランスを支配したのはヴァロワ朝ですが、その歴史は戦争に次ぐ戦争が続きます。イングランドとの百年戦争に始まり、神聖ローマ帝国と戦い、王朝末期には新教派と旧教派の血を血で洗うような内戦になります。 戦争は国家体制の整備を進めるとともに軍事技術を進化させるので、フランスはより強い国になっていきますが、信仰の問題を解決するのは難しく、その解決はフランス王朝史の三冊目のブルボン朝に委ねることとなります。 2019/08/04

rosetta

23
通史を読んでいて新鮮なのは朧な記憶の中にプカプカ浮かんでいるあの人物この事件がここに収まるのかと。ヴァロア朝はイングランドとの百年戦争で始まった。日本の天皇家でも問題になっていたが、女系の継承を認めるからややこしい事になるのだ。でフランス全土をほとんど王家が独占。強い王権が誕生したらナポリ王位を求めて今度はイタリア遠征。自分たちが苦労させられたのに同じ事を他国にする。終末期には新教と旧教の宗教戦争が始まる。カペー朝の個人商店からヴァロア朝の中小企業へ、とは作者の言うところ。なるほど苦労は絶えない。2019/11/20

α0350α

20
シャルル五世ルイ十二世に王妃マルゴ等今回は他の小説で読んだことがある時代の話がいくつかあって前作よりも入り易かったです。あまり知らない王の話も興味深く読めたので早く佐藤先生そのあたりの小説も書いて下さい。ちなみにシャルル七世の“勝利王”以降は“○○王”って付けなくなったんですかね。2014/12/23

noémi

18
フランスの王朝の歴史は本当に難しい。こういったものを理解する場合、わたしは一つの本をじっくり熟読するより、うすく理解してたくさん読むほうが効率的だと思っている。しかしまぁ、本当に理解しにくい。というのも、王様もアンリ、シャルル、ルイ、フランソワ、フィリップなら、とりまく家来も同様の名前だからだ。「どのアンリ? この人は親?息子?」という相関関係が本当にわずらわしい。でも、わたしはこの本でなぜ、シャルル7世がジャンヌ・ダルクに率いられてイギリスと闘いながら、王座についたのかがやっとわかった。2017/09/12

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