出版社内容情報
娘の入内に執念を燃やす一方で、悪夢、怪異を見たといって物忌みを繰り返す。世界最古の自筆日記からみえてくる権力者の素顔に迫る。「この世をばわが世とぞ思ふ望月の欠けたる事も無しと思へば」――栄華をきわめた人物の知られざる実像に迫る!
平安貴族の過酷な政務とは? 下級官人、女官たちの人心を掌握する術とは? 物忌、穢、怪異、怨霊といかに向き合ったか?
権力者が綴った世界最古の自筆日記から、その日常や内面を探り、平安という時代の精神を読む一冊。
序 章 道長と『御堂関白記』
1 道長の略歴/2 『御堂関白記』とは
第一章 道長の感情表現
第二章 道長の宮廷生活
1 人事と政務/2 儀式について/3 贈与と貸与/4 国際関係
第三章 道長と家族
1 入内する姫たち/2 二人の妻と子女たち
第四章 道長の空間
1 内裏/2 邸第と別業/3 寺社
第五章 京都という町
1 災害/2 京都事件簿
第六章 道長の精神世界
1 信仰/2 夢想/3 物忌と触穢/4 怪異/5 物怪と怨霊/6 病悩と治療/7 出家・死・葬送
おわりに 道長の実像
倉本 一宏[クラモト カズヒロ]
著・文・その他
内容説明
平安貴族の過酷な政務とは?下級官人、女官たちの人心を掌握する術とは?物忌、穢、怪異、怨霊といかに向き合ったか?世界最古の自筆日記が語る権力者の知られざる実像。
目次
序章 道長と『御堂関白記』
第1章 道長の感情表現
第2章 道長の宮廷生活
第3章 道長と家族
第4章 道長の空間
第5章 京都という町
第6章 道長の精神世界
おわりに 道長の実像
著者等紹介
倉本一宏[クラモトカズヒロ]
1958年三重県津市生まれ。東京大学文学部国史学専修課程卒業後、同大学大学院人文科学研究科国史学専門課程博士課程単位修得退学。博士(文学、東京大学)。現在、国際日本文化研究センター教授。専門は日本古代政治史、古記録学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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