講談社現代新書<br> DNA医学の最先端―自分の細胞で病気を治す

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講談社現代新書
DNA医学の最先端―自分の細胞で病気を治す

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  • サイズ 新書判/ページ数 192p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784062881913
  • NDC分類 491.42
  • Cコード C0247

出版社内容情報

「自分のからだは自分の細胞で治す」時代がやってきた! がんの免疫療法の最前線から多能性幹細胞を使った再生医療の可能性まで。日米両国で自家細胞(自分の細胞)を使ったがん免疫療法のトップランナーとして注目を集める著者が、DNA医学の考え方、従来の治療常識を覆す、新しいがん免疫療法、自分の多能性幹細胞を使った治療の最前線をわかりやすく解説。本書を読むと、ヒトの体の不思議、そして最新の医学の世界がよくわかる! (講談社現代新書)

第1部 「免疫」とはなにか 「病気」とはなにか
エネルギー系と情報系/DNA医学から見た病気のメカニズム/免疫という防御システム/生まれながらに備わっている3つの免疫バリア/100億種類の抗原に応するB細胞/より多様でスピーディなT細胞/免疫の過剰反応を抑える仕組み/バブルの中の少年/母親の免疫をもらう/「免疫システム」と「子孫のつくり方」/免疫が自分の体を攻撃するとき etc.
第2部 がん治療の最前線
がんの特徴/がんはDNAの複製エラー/日常生活に潜むがんのリスク/がんと免疫の戦い/免疫治療の歴史/第5世代の研究最前線/第6世代の免疫治療とその可能性/未来のがん治療 etc.
第3部 「自家幹細胞」が拓く未来
臍帯血による再生医療/自家幹胞治療で脳性麻痺も治った/日本人第1号になった4歳の男児/「水頭症」にも著しい効果/自家細胞治療の可能性/臓器再生医療への道/自分の体からステムセルを取り出す etc.


大野 典也[オオノ ツネヤ]
著・文・その他

内容説明

医療の未来はすでに始まっている!がん、脳性麻痺、脊髄損傷から自己免疫疾患、アルツハイマーまで。がん免疫療法のトップランナーが示す現在地と近未来。

目次

第1部 「免疫」とは何か「病気」とは何か(DNA医学;エネルギー系と情報系;基本構造はすべての生物で共通 ほか)
第2部 がん治療の最前線(がんの特徴;がんはDNAの複製エラー;発がんのリスク要因となるもの ほか)
第3部 「自家幹細胞」が拓く未来(「幹細胞」とはなにか;「自家幹細胞」の可能性;臍帯血による再生医療 ほか)

著者等紹介

大野典也[オオノツネヤ]
医学博士。1965年東京慈恵会医科大学卒業。コロンビア大学医学部がん研究所研究員を経て79年同大学教授就任。81年東京慈恵会医科大学第一細菌学教授兼任。83年ハーバード大学医学部客員教授就任。94年東京慈恵会医科大学DNA医学研究所初代所長就任。現在、東京慈恵会医科大学名誉教授、高知大学医学部特任教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mitei

50
今のがん治療の最先端に触れられたような一冊。どんどん進んでいくと将来の寿命がどれくらい伸びるんだろうなぁと思った。2013/02/14

マルレラ

13
免疫の基本的な知識から、がんの免疫治療の発展、さらには臍帯血を用いた自家幹細胞治療の将来性について書かれた本。 現在のがんの免疫治療は、免疫チェックポイント阻害薬の開発などにより、本書が書かれた当初から少し発展した印象を受けましたが、後半で紹介されている臍帯血の世間への認知はまだまだ進んでいないのかなと感じました。 免疫やがんの正しい知識が得られると同時に、自家幹細胞による再生医療を理解できる良書だと思います。 2021/04/23

いつき

5
面白い本だった。がん治療の最前線。がんは治せない病気じゃないどころか、そのメカニズムを不死に役立てようとしている。臍帯血のセルによる治療では既に難病を克服し始めている。この本、Amazonでも読メでもあまり読まれていないのはなぜだろう。いい本なのに。2013/05/14

ぁー

3
DNAは最先端医療を担っている。もしも、DNA全てを解読できればガンだって、難病だって治療できる。複製ができたら、脊髄損傷だって治せる。ガンは完治可能な領域まで来ているけども、実際に治療に使うまでは莫大な資金と認可、実験が必要なため、実用には至っていない。この間にも、たくさんの人がガンで命を落としている。本の内容とは関係ないけども、人は必ず死ぬから、ガンは死ぬための人間に備わった『運命』なのかねーーー、なんて考えながら読んでいた。2019/11/06

えりっく

3
勉強しに図書館来たんだけど面白そうでつい読んでしまった!自家細胞治療について!興味深いよ!O-157に感染して後遺症が残った男の子の足の麻痺が治ったって、その後がまた気になるところ!2013/03/06

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