講談社現代新書
日本を滅ぼす「世間の良識」

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  • サイズ 新書判/ページ数 222p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784062881265
  • NDC分類 304
  • Cコード C0236

出版社内容情報

嘘つきメディア、舐めた政府、踊る国民……。
そろそろ現実を見ませんか?
原発事故からのりピー騒動まで、
海外から見える日本の不可解さを徹底的にえぐった痛快コラム。


第1章 この国は必ず沈没しますけど、なにか?
第2章 大手メディアの正体見たり
第3章 嗚呼、すばらしき世間の良識(笑)
第4章 日本はホントに民主国家なのでしょうか?
第5章 被曝上等、御意見無用


森巣 博[モリス ヒロシ]
著・文・その他

内容説明

嘘つきメディア、舐めた政府、踊る国民、そろそろ現実を見ないか?The Party Is Over.怪人モリスがこの国の“今”を一刀両断。

目次

第1章 この国は必ず沈没しますけど、なにか?(利潤の私益化・費用の社会化;日本沈没あとバカ理論 ほか)
第2章 大手メディアの正体見たり(自国メディアの不甲斐なさを、他国メディアによって知る;沈黙は「金」、ただしこれは「カネ」と読む ほか)
第3章 鳴呼、すばらしき世間の良識(笑)(のりピー報道ヒステリーについて考えてみた;再度のりピー・押尾事件について考えてみた ほか)
第4章 日本はホントに民主国家なのでしょうか?(神も歴史も畏れぬ不届き者たち;任意とは、いったい誰の任意なのだろうか? ほか)
第5章 被曝上等、御意見無用(大本営原発部発表「大丈夫・心配ない・安全・ただちに健康に…」;安全基準値と規制値を大幅に引き上げたので、もう安心です ほか)

著者等紹介

森巣博[モリスヒロシ]
1948年生まれ。オーストラリア在住の博奕打ち、兼業作家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

えちぜんや よーた

28
内容的には、 「官報複合体」、 「だからテレビに嫌われる」 と同じような感じだと思いました。 内容はほぼ3冊ともほぼ同じで どれか1冊を読めばのころに2冊はすぐ読めます。 ちなみに 1.「官報複合体」→2.「テレビに嫌われる」→3.本書 の順で、「お上品でない言葉」が頻繁に出てくるようになるので、 気になる人は気をつけて読んでください。2012/09/29

tetsu

22
★5 メディアを強烈に批判。著者の口の悪さにはちょっと抵抗があるが、言ってることは納得できるものです。 このような権力批判の本が出版できるということはまだ言論の自由は保障されているのでしょう。 特に後半の福島原発事故についての評論は一読に値します。2016/10/31

4fdo4

16
オーストラリア在住の著者。 日本のマスコミと日本政府(当時は与党が民主党だが自民党も批判)をこき下ろす 、「COURRiER Japon」定期掲載をまとめた本だが、まあそれはそれは毒舌で手厳しい。 2011年の東日本大震災直後の本なのだが、2019年の今でも状態は何も変わっていない。 至極当然なことを大きな声で言いにくいこの国で、気づいていても気づかないふりをしていることを海外から言われるとガッツリと響くが、それは情けないよな。2019/09/09

ふぇるけん

16
あまり良い読後感ではなかった。権力否定・反体制を唱えれば『世間のウケ』は良いだろうけど、この内容でメディア・リテラシーがどうのとか言って欲しくない。原発、放射能汚染を批判すれば大衆の支持は得られるのかもしれないが、引用している内容ももっともらしく危機を煽っているエセ学者ものが多い印象だ。たしかに日本のメディアのあり方は大きな問題だが、ではどのように情報を得れば良いか、見極めるためのリテラシーを身につけるにはどうするべきか、を問うべきだと思う。単なる『危機煽り本』というのが本書の評価。2015/02/25

sansirou

11
この人の残念な所は口が悪いこと。とても鋭く本質を突いた素晴らしい内容なんだけど、言い方が受け入れられにくいという欠点が目立っちゃいます。私は好きだけど。しかもそういう言葉を選びたくなる気持ちはよくわかる。2015/07/18

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