出版社内容情報
メリカ化・格差社会・大衆民衆主義の観点から戦前社会を捉え直し、現代日本を考察する。「大学は出たけれど」、新興宗教ブーム、10銭均一売り場……「暗い時代」の明るい日常生活。「十銭均一売り場」に足を運ぶ消費者、女性の地位向上を推進するモダンガール、新興宗教ブーム、就職難にあえぐ学生──。現代社会の原点=戦前を生きた人びとの実像を描き出す一冊。(講談社現代新書)
はじめに アメリカ化・格差社会・大衆民主主義
1章 昭和の大衆消費社会
1 デパート――大衆消費社会の象徴
2 アパート――戦前昭和の縮図
3 映画――スクリーンの向こうのアメリカ
4 家庭電化製品という希望
2章 昭和の格差社会
1 モダンガールの登場
2 モダンボーイ――新中間層の苦闘
3 プロレタリア文学と大衆
4 「エロ・グロ・ナンセンス」
3章 格差是正の試み
1 立ち上がる農民――雑誌『家の光』の世界
2 「婦人」の登場
3 新しい労働者
4 新興宗教の興隆
4章 カリスマ待望と戦争
1 ラジオと戦争
2 エプロンからモンペへ
3 写真壁新聞というメディア
4 ファシズムへの共感
井上 寿一[イノウエ トシカズ]
著・文・その他
内容説明
「大学は出たけれど」、新興宗教ブーム、10銭均一売り場…「暗い時代」の明るい日常生活。
目次
1章 昭和の大衆消費社会(デパート―大衆消費社会の象徴;アパート―戦前昭和の縮図;映画―スクリーンの向こうのアメリカ;家庭電化製品という希望)
2章 昭和の格差社会(モダンガールの登場;モダンボーイ―新中間層の苦闘;プロレタリア文学と大衆;「エロ・グロ・ナンセンス」)
3章 格差是正の試み(立ち上がる農民―雑誌『家の光』の世界;「婦人」の登場;新しい労働者;新興宗教の興隆)
4章 カリスマ待望と戦争(ラジオと戦争;エプロンからモンペへ;写真壁新聞というメディア;ファシズムへの共感)
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