講談社現代新書<br> 「認められたい」の正体―承認不安の時代

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講談社現代新書
「認められたい」の正体―承認不安の時代

  • 山竹 伸二【著】
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  • サイズ 新書判/ページ数 224p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784062880947
  • NDC分類 361.4
  • Cコード C0236

出版社内容情報

「認められたい」は現代社会の病なのか? 現代社会で承認が大きな問題として浮かび上がってきた背景と解決策。「『空虚な承認ゲーム』をどう抜け出すか。その『答え』ならぬ『考え方』を教える本書は、規範喪失の時代における希望の書である」(斎藤環氏)。現代社会に蔓延する承認の問題を真正面から捉えた注目書! 私たちを覆う「生きにくさ」の本質に迫る。

第1章 「認められたい」の暴走
第2章 なぜ認められたいのか?
第3章 家族の承認を超えて
第4章 現代は「認められたい」時代か?
第5章 承認不安からの脱出


山竹 伸二[ヤマタケ シンジ]
著・文・その他

目次

第1章 「認められたい」の暴走(家族の「空虚な承認ゲーム」;「認められたい」若者たち ほか)
第2章 なぜ認められたいのか?(アイヒマン実験;服従の心理と承認欲望 ほか)
第3章 家族の承認を超えて(発生論的観点からの考察;承認欲望の起源 ほか)
第4章 現代は「認められたい」時代か?(「認められたい」欲望の普遍性;自由か、それとも承認か ほか)
第5章 承認不安からの脱出(「認められたい」不安からの出口;自己決定による納得 ほか)

著者等紹介

山竹伸二[ヤマタケシンジ]
1965年、広島県生まれ。学術系出版社の編集者を経て、現在、哲学、心理学の分野で批評活動を展開。1998年「自由と主体性を求めて」で第一四回暁烏敏賞を受賞。著述家。大阪経済法科大学アジア太平洋研究センター客員研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゆう。

48
生きる価値そのものが見えにくくなっているなかで、自分が自分であっていいと思えるためには、承認欲求が満たされている必要があると僕は考えています。本著においては、「承認欲望」が「承認ゲーム」を生み出し、ニヒリズムをも生み出している実情があると指摘されています。そのうえで、承認不安からどのように脱出していけばいいのかを著者は問題提起を行っていると思いました。全体的に心理学を背景にした本だと思います。2018/05/16

イプシロン

44
有史以来、人間は他者から承認されることに「生きる意味」を求めてきた。ただ生きているのではなく、行為したことを承認されることで、自己の存在意義を確信し、生きることに喜びを見てきたといえる。だが近代以降、社会にあった普遍的価値が崩壊し、階級職業の細分化によって、互いの承認が困難になった。現代はその弊害に満ちている。自己と相性のあう相手とだけ承認しあう。その裏には仲間以外は風景、コミュ外からの意見や助言を攻撃し排除さえする。本書は承認欲求の仕組みとその歪みから生じる不安や暴力性からの脱出方を提唱した良書である。2019/09/23

寛生

44
【図書館】確かに良書だし、よき情報源でもある。フッサールの現象学から「承認への欲望」について検証していく試みだが、それが果たして成しているかは別問題だ。著者自身が、例えば、〈我と汝〉のような関係について理解がなされたことがないのではないかーと思う。なぜか?著者自身の心理構造が果てしもなく〈日本的〉であり、そこには常にホリゾンタルなものだけが介在しており、ヴァーティカルなものが不在しているように受けるから。例えば、フランクルの収容所での献身的な行為を〈他人の承認〉的な行為に解釈するのはかなり疑問視する。2014/03/24

ちくわ

35
「SNS疲れ」とかいう言葉もあるように、「承認欲求」のメカニズムについて学びたいと思い手に取った本書だが、予想以上に面白かった。そもそも人間は他者の承認なくして生きていけない。そしてその承認は大きく分けて3種類。これらを理解することで、こどものイヤイヤや、中学生のいじめ、大人のうつ病なども、面白いように納得できた。社会的な価値観が多様化し、強く信じられるものがなくなった今こそ、自らが意識してメンタルや行動をコントロールしたい。(☆5)2018/10/27

けんとまん1007

34
確かに、認められたいという言葉を、よく聞くようなったと再認識した。その裏にあるものはいったい何なのか?ますます、流動的で混沌としてきている、今の時代だから、一層そうなのだということも、わかってきたように思う。もちろん、自分の理解度はまだまだ低いとは思うが、整理ができたと思う。ますます近視眼的で目の前のこと・時間にばかり目が行っている時代だからこそ、考えることは多い。2016/03/17

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