目次
序章 予習病が日本を滅ぼす?
第1章 学習指導要領と予習
第2章 福澤諭吉は予習をしたか?
第3章 変化のなかで
第4章 答案はまっさらでいい
第5章 ハナバツの思想
終章 「いっぱいいっぱい」なんてない
著者等紹介
高木幹夫[タカギミキオ]
1954年生まれ。日能研菊名校出身。1977年、明星大学心理教育学科卒業、同年日能研入社。1984年より代表。桜美林大学大学院大学アドミニストレーション専攻修了。親業訓練協会会長。教育カウンセラー。MFAインストラクター。UCLAファウンデーション理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Phong
6
序盤は普通に分析的で、その上色々データも載ってたんやけど後半は宣伝に終始する感じ この本とは関係ないがコブクロを久々に聞いていいなと思ったんです2015/04/17
アルカリオン
4
予習よりも復習が大事だという話かと思いきや全然違った。著者の言う「予習病」とは「自分が行った予習・準備の通りに物事が進むと思い込んでいて、現実がその通りにならないとまともな対応ができない状態」だ。例えば、「教科書を先に読んでおく」という程度の予習は歓迎するが、関連する図書を何冊も読んできて「こういう場合はどうなんですか?」と質問するような生徒は計画的授業の妨げだとして疎んじてしまう教師が予習病患者の例だ。内容は要約しきれないが、大手進学塾の代表者が本書のような考えを持っているのは好ましいことだと思った。2018/08/16
Sayaka
3
題名につられて借りてしまったが、最初の数頁読めば著者の言いたいことは伝わる。予習=想定内のことにしか対応できない準備、という事らしい。とにかく日能研の宣伝が多い。2016/07/21
Mentyu
3
「自分の想定した事態」にしか対応できない状況を筆者は予習病と定義し、現在の日本が予習病患者であふれかえっていることを指摘する。そしてその予習病の原因は規定の解答を出すことに価値を見出す日本の教育制度にあるという議論を展開していく。僕自身も小中高とこの予習病を発生させる日本の教育制度で散々な目に遭ってきているので共感できる所が大きかった。2015/12/30
はつしお@特癖完売ありがとう!
3
「予習は悪」と聞いたら大概の人は頭の中に疑問符が浮かぶと思います。教師の言う「予習」は教師のエゴでしかないということ。納得することも多く、物事を見る上での新たな考え方を学べたと思います2011/09/24