出版社内容情報
弱小王朝がいかにフランス王国の基礎を築き上げていったのか。綿密に検証する。カペー朝の始祖ユーグ・カペーは凡庸な男でした。周りを強力にして華麗な敵たちに囲まれながら、どのように王家はローマ教皇や神聖ローマ皇帝と並ぶ存在に成り上がっていったのか? フランス王朝の礎を築いたカペー家300年の軌跡を、当代一の西洋歴史小説家が鮮やかに描きます。
はじめに フランス王とは誰か
1 ユーグ・カペー(987年?996年)
2 名ばかりの王たち
3 肥満王ルイ6世(1108年?1137年)
4 若王ルイ7世(1137年?1180年)
5 尊厳王フィリップ2世(1180年?1223年)
6 獅子王ルイ8世(1223年?1226年)
7 聖王ルイ9世(1226年?1270年)
8 勇敢王フィリップ3世(1270年?1285年)
9 美男王フィリップ4世(1285年?1314年)
10 あいつぐ不幸
おわりに 天下統一の物語
佐藤 賢一[サトウ ケンイチ]
著・文・その他
内容説明
「時間を超えた逆転劇」、それが、冴えない始祖、ユーグ・カペーが頭の中で描いていたことなのか?「名ばかりの王」から300年の時を経て、ローマ教皇、神聖ローマ皇帝と並ぶ権力者としてヨーロッパに君臨するまでの物語。
目次
フランス王とは誰か
ユーグ・カペー(九八七年~九九六年)
名ばかりの王たち
肥満王ルイ六世(一一〇八年~一一三七年)
若王ルイ七世(一一三七年~一一八〇年)
尊厳王フィリップ二世(一一八〇年~一二二三年)
獅子王ルイ八世(一二二三年~一二二六年)
聖王ルイ九世(一二二六年~一二七〇年)
勇敢王フィリップ三世(一二七〇年~一二八五年)
美男王フィリップ四世(一二八五年~一三一四年)
あいつぐ不幸
天下統一の物語
著者等紹介
佐藤賢一[サトウケンイチ]
1968年山形県鶴岡市生まれ。東北大学大学院文学研究科西洋史学専攻博士課程単位取得満期退学、以降作家活動に専念。1999年『王妃の離婚』(集英社)で第一二一回直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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