内容説明
イザナキ・イザナミの神話に示された「罪」と「恥」を読む。
目次
第1章 愛する者を「害する」こと―父神イザナキの罪悪感(神話と昔話の深層心理学;エディプス・コンプレックスとは何か;フロイトの「弟殺し」;革新的なクライン理論;「見るなの禁止」の文化;見る側を見る;「ここだけの罪」;悲劇の同定;逃げないイザナキ;「見るなの禁止」が解禁されるとき;神話を生き直すこと)
第2章 『古事記』神話への道案内(古事記上巻の世界;日本神話のなかの「見るなの禁止」;タブーを破った“罪”の行方)
第3章 『古事記』を読み解く―現代語訳「古事記抄」(イザナキ・イザナミ神話と「見るなの禁止」;アマテラスとスサノヲ;成長するオオクニヌシの国造り;天孫降臨と海幸彦・山幸彦神話)
第4章 対談 今日を生きるための神話論
著者等紹介
北山修[キタヤマオサム]
1946年淡路島生まれ。京都府立医科大学卒業後、英国モーズレイ病院およびロンドン大学精神医学研究所で研修、帰国後、北山医院(現南青山心理相談室)院長。現在、九州大学大学院人間環境学研究院教授、国際協会精神分析医。専門は精神分析学
橋本雅之[ハシモトマサユキ]
1957年大阪市生まれ。皇學館大学文学部卒業、同大学大学院文学研究科修士課程修了。現在、皇學館大学社会福祉学部教授。専門は国文学、神話学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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- 百花園 第二三〇号 百花園



