講談社現代新書<br> パール判決を問い直す―「日本無罪論」の真相

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講談社現代新書
パール判決を問い直す―「日本無罪論」の真相

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  • サイズ 新書判/ページ数 206p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784062879545
  • NDC分類 329.67
  • Cコード C0295

出版社内容情報

判型:新書判
頁数:208p
造本・体裁:仮製・薄表紙・カバー

東京裁判パール判決書はねじ曲げられている

パールは東京裁判を「政治」と見抜き、「A級戦犯全員無罪」を主張した。欧米の帝国主義・人種差別・原爆投下も徹底批判、この文書は日本人に何を問いかけるのか

内容説明

保守もリベラルも注目するパール論争への回答。

目次

序章 パール問題とは何か?
第1章 パールの生涯と東京裁判
第2章 パールの思想―『平和の宣言』を読む
第3章 『パール判決書』の問題
第4章 法と道徳
終章 議論の総括―パールは保守派の友たりえない

著者等紹介

中島岳志[ナカジマタケシ]
1975年、大阪に生まれる。大阪外国語大学(ヒンディー語専攻)卒業。京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科博士課程修了。京都大学人文科学研究所研修員。日本学術振興会特別研究員。北海道大学公共政策大学院准教授。著書には『中村屋のボース インド独立運動と近代日本のアジア主義』(白水社・二〇〇五年大佛次郎論壇賞受賞)などがある

西部邁[ニシベススム]
1939年、北海道に生まれる。東京大学大学院経済学研究科修士。書籍や雑誌にて旺盛な執筆活動を展開している。評論家。秀明大学学頭。著書には『経済倫理学序説』(中央公論社・一九八三年度吉野作造賞受賞)、『生まじめな戯れ』(筑摩書房・一九八四年サントリー学芸賞受賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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isao_key

9
東京裁判において唯一、被告人全員の無罪主張をしたインド人パール判事。これまで日本ではしばしパール判事は「日本は無罪である」と主張されたと誤解され論じられてきた。この誤謬について実際の主張は何であったかを二人の論客が対談によって解き明かす。中島氏は、先に『パール判事 東京裁判批判と絶対平和主義』を上梓しており、議論はこの本で論じられた問題について進められるが、読んでいなくてもじゅうぶんによく理解できる。パール思想の根底には人間は「善」であるという形而上学に基礎づけられたヒューマニズムが存在すると述べている。2014/03/15

B.J.

6
●パールは東京裁判の構造を痛烈に批判する反面、日本の指導者たちは過ちを犯したとし刑事上の責任とは別の道義的責任があることを示した。 ●彼は張作霖爆殺事件から満州事変、日中戦争へ到るプロセスを批判的に論じ、近代日本は欧米列強帝国主義の模倣者でありその道義的責任は連合国にも日本にも存在すると主張。 ●彼は日米開戦のプロセスについては、日本以上にアメリカの外交方針を厳しく批判。ハルノートをはじめとするアメリカ政府の高圧的な要求こそが日本を追いつめたとして、アメリカ側により重大な責任がある事を指摘。・・・本文より2020/03/24

プータン

3
パール判決について、「日本無罪」の部分だけを強調している風に感じていたので、本書の視点は参考になった。私的には納得する部分が多かったのだが、レヴューには「小林よしのりを読め」との声が多いので、そちらを読んで再考しようと思う。2013/04/05

さえきかずひこ

2
極東軍事裁判におけるパール判事の判決の長所短所をつぶさに拾い上げ解説する対談本。"保守"の定義と近代主義の関係、また世界連邦論に収斂するようなパールの法哲学と道徳観の理解のために、ケルゼンの純粋法学理論とその問題点を明確に解きほぐす後半は、法学初心者にも興味深く読めるだろう。西部×中島の前著『保守問答』は駄作だったがこの新書は読み応えがあるのでモダニズム全般、とりわけ日本の近現代史に興味のある方へおすすめできる。2009/02/11

いちはじめ

2
対談だが、微妙に話が噛み合っていないような気がする。主に西部邁が自説をまくし立てている感じ。特に気になるのは、両者とも、自分と立脚点の違う人々を「自称保守派」と呼んでいること。こういう言葉を濫用する人間を僕はあまり信じない2008/08/10

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