世の中への扉<br> 東京大空襲を忘れない

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世の中への扉
東京大空襲を忘れない

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  • サイズ B6判/ページ数 194p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062870108
  • NDC分類 K210
  • Cコード C8095

出版社内容情報

70年前の3月10日、たったひと晩でおよそ10万人の人が亡くなった東京大空襲のことを、きみたちにもぜひ知っておいてほしい。「東京スカイツリー」「東京縄文人」につづく、著者の東京シリーズ第3弾は、東京大空襲にまつわるドキュメンタリー作品です。
東京大空襲では、約280機のB29が32万発とも言われる焼夷弾を落として東京を焼き尽くし、およそ10万人もの市民を無差別殺戮しました。広島、長崎への原爆投下による死亡者数が12万人、7万人ですから、ほぼ同等の被害ということもできます。
5人の空襲体験者の証言は、胸に深く訴えます。なんといってもこの証言を、小中学生の読者には読んでほしいです。
焼夷弾の兵器としての残忍さ、当時の小中学生の学校や家での暮らし、疎開先の様子にまで話を広げます。
おじいちゃんおばあちゃんですら戦争を知らない世代となった今日、この本の存在意義は小さくないといえそうです。

はじめに 焼け野原になった東京
第一章 なぜ東京は大空襲を受けたのか
第二章 「防空頭巾に火がついて……」
    ――二瓶治代さん(当時八歳)の証言
第三章 「校舎の壁のピンク色のシミは……」
    ――竹内静代さん(当時十四歳)の証言
第四章 市街地にねらいを定めた「住民標的爆撃」のおそろしさ
第五章 「今日もダイコン、明日もダイコン……」
    ――小林奎介さん(当時十二歳)の証言
第六章 「地下室のとびらの向こうに……」
    ――西尾静子さん(当時六歳)の証言
終章 平和を願うメッセージ


瀧井 宏臣[タキイ ヒロオミ]
著・文・その他

内容説明

えっ、70年前の東京が、こんな姿だったなんて…。1945年3月10日に起きた、とてもおそろしい出来事・東京大空襲のことを生存者の証言をもとに描きます。小学上級から。

目次

はじめに 焼け野原になった東京
第1章 なぜ東京は大空襲を受けたのか
第2章 「防空頭巾に火がついて…」―二瓶治代さん(当時八歳)の証言
第3章 「校舎の壁のピンク色のシミは…」―竹内静代さん(当時一四歳)の証言
第4章 市街地にねらいを定めた「住民標的爆撃」のおそろしさ
第5章 「今日もダイコン、明日もダイコン…」―小林奎介さん(当時一二歳)の証言
第6章 「地下室のとびらの向こうに…」―西尾静子さん(当時六歳)の証言
第7章 平和を願うメッセージ

著者等紹介

瀧井宏臣[タキイヒロオミ]
記録作家。1958年、東京都生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

かおりんご

48
児童書。東京大空襲の話を体験談を交えてまとめたもの。読んでいて悲しくなります。ちょっとの判断の差で助かった人もいれば、亡くなった人もいる。平和のありがたみを感じます。高学年からなら十分理解できると思います。2015/05/02

izw

13
1945年3月10日の東京大空襲について当時6歳から15歳だった5人の方の証言を中心にまとめられている。児童書として分かりやすく書かれているが、内容は重い。いつまでも語り継ぎ、戦争の悲惨さを忘れてはならない。2015/08/30

ちい

5
東京大空襲の名をよく耳にしていたが、その実情をよく知らなかった。 子供が学校で借りてきたものを、読ませてもらい、とても勉強になった。 空襲がきたら、防空壕に逃げ込む。そうしたら助かる…と思っていたが、実際は、想像を絶する惨状を呈していたようだ。まさか、爆発や火炎、熱風で、生身の人間が壕で蒸し焼きになるとは…。 現代では、戦争に関するニュースをスマホの中で見られる時代になったが、このような惨たらしい悲劇は、画面の文字からだけでは伝わらない。 体験者の本を読んだり、悲しみと悲劇を語り継ぐ必要と、責任がある。2023/07/06

頼ちゃん

5
やはり語り継がなければならないと思う。2016/07/09

エル

3
名前程度しか知らない東京大空襲。実際は民間人を焼き払うための作戦だったなんて。蒸し焼きにされた人、真っ黒に炭化してしまった人、折り重なって死んで人型のシミになってしまった人…数字で見ると現実味がないのに、一人一人の証言になるとなんと生々しいのか。だからこそ、生き残った人の話を聞く価値はある。歴史を繰り返さないためにも。2024/02/24

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