講談社青い鳥文庫<br> 雨月物語―悲しくて、おそろしいお話

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講談社青い鳥文庫
雨月物語―悲しくて、おそろしいお話

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  • サイズ B40判/ページ数 208p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784062856409
  • NDC分類 K913
  • Cコード C8293

出版社内容情報

ふしぎでせつない話、あやしくおそろしい話などが入った古典の名作『雨月物語』をわかりやすい現代語訳で。4編を収録。 ふしぎでせつない話、あやしくおそろしい話などが入っている古典の名作『雨月物語』。4編を選び、わかりやすい現代語訳でおとどけします。
 まじめに働かない正太郎に両親が決めた結婚相手は、がんばり屋で美しい磯良(いそら)。ところが結婚式の日、神様が幸運をさずけてくれるなら大きな音を立てるはずの釜は、小さな音さえも立てなかった――。(「がんばり屋【吉備津の釜】」)
 ほかに「待っています【浅茅が宿】」、「再会の約束【菊花の約】」、「決められない男【蛇性の婬】」を収録。

<小学上級から・すべての漢字にふりがなつき>

待っています[原題:浅茅が宿]
再会の約束[原題:菊花の約]
がんばり屋[原題:吉備津の釜]
決められない男[原題:蛇性の婬]
あとがき


上田 秋成[ウエダ アキナリ]
原著

時海 結以[トキウミ ユイ]
著・文・その他

睦月 ムンク[ムツキ ムンク]
著・文・その他

内容説明

怪異小説の名作『雨月物語』。あやしくおそろしい話、せつなくて悲しい話のなかから「約束」をテーマに4編を選び、読みやすい現代語訳でおとどけします。まじめに働かない正太郎と結婚することになった磯良。正太郎の約束を信じてがんばりますが…(「がんばり屋“原題:吉備津の釜”」)。ほかに「待っています“浅茅が宿”」「再会の約束“菊花の約”」「決められない男“蛇性の婬”」を収録。小学上級から。

著者等紹介

上田秋成[ウエダアキナリ]
1734(享保19)年~1809(文化6)年。江戸後期の読本作者。歌人、茶人、俳人、国学者でもある

時海結以[トキウミユイ]
長野県生まれ。歴史博物館にて、遺跡の発掘や歴史・民俗資料の調査研究職にたずさわったのち、作家デビュー。日本児童文学者協会、日本民話の会に所属

睦月ムンク[ムツキムンク]
イラストレーター・漫画家。京都嵯峨芸術大学短期大学部客員准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく 

13
青い鳥文庫に雨月物語があるとは知らなかった。江戸時代に書かれた全9編の怪異小説の中の4編収録。2022/01/03

ゆにす

10
読みやすくて面白かったです。生き方が不器用で悲劇になってしまうところも共感出来ました。押絵もステキだと思います。2022/11/20

SAHARA

2
怖い。面白い。村上春樹が雨月物語フォロワーらしいが似てるところある。 自己抑制が強いキャラクター(旦那を待つ真面目な奥さん)が生霊死霊になるところ、それらに打ち勝つためには一人で立ち向かう必要があるところなど。だけど、損なわれた部分が元のように戻るわけではないところも似ている。この作品のラストも救った奥さんはすぐに死んじゃう。2022/10/18

あらら

2
怖いけどおもしろかった。2020/02/12

タバサ

2
雨月物語は、こういう話だったんですね。今も昔もダメ男君は、いたんだな〜

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