出版社内容情報
中学の英語教師、珍野苦沙弥先生の猫が、先生のまわりで起こる事件を観察。お金で物事を何とかしようとする人を批判的に見ています。 中学の英語教師、珍野苦沙弥先生の家に何とか入り込んで、無事飼われることになった猫が、苦沙弥先生の家族や、家にやってくる友人を観察するお話です。
近所の金田というお金持ちの女性が、寒月を自分の娘・富子と結婚させたいと、策をめぐらせましたが、 寒月は故郷で結婚し、富子は先生の教え子で実業家の多々良と婚約します。
先生はそれを祝福しますが、猫はなんだか面白くありません。そんな気分で、先生の飲み残しのビールを飲んだら、足元がふらふらして・・・・・・。
<小学上級から すべての漢字にふりがなつき>
夏目 漱石[ナツメ ソウセキ]
著・文・その他
佐野 洋子[サノ ヨウコ]
著・文・その他
内容説明
中学の英語教師、珍野苦沙弥先生の家に飼われることになった猫が、苦沙弥先生の家族や、家にやってくる友人たちに起こるいろいろなことを観察しては、語ります。近所の金田というお金持ちの女性が、寒月を自分の娘・富子と結婚させたいと、策をめぐらせましたが、はたしてそのなりゆきは…。雑誌「ホトトギス」に連載された人気長編小説、いよいよ後半です。小学上級から。
著者等紹介
夏目漱石[ナツメソウセキ]
1867年(慶応3年)、江戸(今の東京)に生まれる。本名金之助。小説家。東京帝国大学英文科卒業。東京高等師範学校、愛媛県・松山中学校の教師などを経て、1900年英語研究のためイギリスに留学。帰国後、大学・高校の講師を務めながら、俳句雑誌「ホトトギス」に1905年(明治38年)、「吾輩は猫である」を連載し、作家デビューを果たす。その後、教師をやめ、朝日新聞に入社、「虞美人草」「三四郎」「こころ」などを朝日新聞に連載した。1910年より、胃潰瘍のため入院生活を送ったが、「明暗」を最後に、1916年(大正5年)死去
佐野洋子[サノヨウコ]
1938年(昭和13年)、北京に生まれる。武蔵野美術大学デザイン科卒業。1967年、ベルリン造形大学においてリトグラフを学ぶ。1971年『やぎさんのひっこし』で絵本作家デビュー。2010年(平成22年)、72歳で死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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