出版社内容情報
追手から逃げる中で散り散りになってしまった剣士たちに、呪いが襲いかかる! 親兵衛は行方不明、残り二人の剣士はどこに? 里見家にかけられた魔女の呪いを破るために生まれた八人の剣士。その出会いと友情、呪いとの戦いを描く、全3巻シリーズの第2巻。
追手から逃げる中で、散り散りになってしまった剣士たち。犬田小文吾(いぬた・こぶんご)は、命をねらわれたところを美少女旦開野(あさけの)に救われる。
一方、犬飼現八(いぬかい・げんぱち)は、山の奥で化け猫に襲われる……。
犬塚信乃(いぬづか・しの)は、思いがけない再会に喜ぶが、そこでも悲劇が……。
剣士たちは、呪いに勝ち、再びめぐりあうことができるのか?
<小学上級から・すべての漢字にふりがなつき・古典>
おもな登場人物
これまでのお話
一 小文吾、悪女と美少女に出会う
二 山の中での、現八の化け猫退治
三 次の仲間と、おそいくる呪い
四 信乃、思いがけない人とめぐり会う
五 荘助の山賊退治と、もらったほうび
六 ついにあらわれた、最後の仲間
七 どろぼうさわぎと、そろった四人
あとがき
曲亭 馬琴[キョクテイ バキン]
原著
時海 結以[トキウミ ユイ]
著・文・その他
亜沙美[アサミ]
著・文・その他
内容説明
里見家にかけられた呪いを破るために生まれた、玉を持つ八人の剣士。呪いに立ちむかう姿を描く、第2巻。犬田小文吾は、命をねらわれたところを謎の美少女に救われる。一方、犬飼現八は、山の中で化け猫と対決。また、犬塚信乃は、思いがけない再会に喜ぶが、そこでも悲劇が。剣士たちは、つぎつぎおそってくる呪いを断つことができるのか?そして、残るふたりの仲間はどこに?小学上級から。
著者等紹介
曲亭馬琴[キョクテイバキン]
1767年生まれ。江戸時代後期の作家。1814年から28年をかけて全98巻、106冊の『南総里見八犬伝』を完結させた。1848年没
時海結以[トキウミユイ]
長野県生まれ。歴史博物館にて、遺跡の発掘や歴史・民俗資料の調査研究職にたずさわったのち、2003年『業多姫』(富士見書房)で作家デビュー。日本児童文学者協会、日本民話の会に所属
亜沙美[アサミ]
大阪府生まれ。京都芸術短期大学(現・京都造形芸術大学)ビジュアルデザインコース卒業。2001年、講談社フェーマススクールズコミックイラスト・グランプリ佳作入選(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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