出版社内容情報
梅雨に入り、神社のお祭り行事「夏越の大祓」が近づいてきた。自称・神サマのハルも大好きかと思いきや、なにやらおびえた様子で!?
「暇だな-。」
梅雨に入り、自称「神様」のハルが颯月にからんできた。颯月がもっている鈴といっしょに、外に連れ出してくれという。
「そんなに暇なら、お祭りの準備でも見てくれば?」と颯月が言うと、ハルはおびえたように震えあがり、その場から消えてしまった。
そのお祭りとは、6月最後の土曜日に上埜神社で行われる、「夏越の大祓」。人形を燃やして、穢れを転移させるという、地元の人々の特別な行事だ。
ハルのおびえように、疑問を感じる颯月。そうして祭りが近づいたある日の深夜、颯月の耳に祭囃子のような笛の音が聴こえてきた。
【著者紹介】
作者/橘もも
1984年生まれ。愛知県名古屋市出身。
『翼をください』で第7回講談社X文庫ティーンズハート大賞〈佳作〉を受賞し、デビュー。
アメリカのディズニードラマ『ハイスクール・ミュージカル』のノベライズ翻訳や、絵本『ピーター・パン』(メアリー・ブレア/絵)の翻訳、ほか乙女ゲームや映画のノベライズなども手がける。
内容説明
6月に入り、上埜神社の恒例行事、夏越の大祓が近づいてきた。自称「神サマ」のハルは、てっきりこのお祭りが好きなものかと思いきや、なにやら浮かない様子。そんなある日の夜、颯月はどこからか流れてきた笛の音を耳にする。ひゅるりら、りらるら、ひゅんひゅりら―。笛の音にみちびかれるように境内へ向かうと、とつぜん大きな“茅の輪”があらわれた!小学中級から。
著者等紹介
橘もも[タチバナモモ]
1984年生まれ。愛知県名古屋市出身。『翼をください』で第7回講談社X文庫ティーンズハート大賞“佳作”を受賞し、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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in medio tutissimus ibis.