講談社青い鳥文庫
楽園のつくりかた

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  • サイズ B40判/ページ数 192p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784062854849
  • NDC分類 K913
  • Cコード C8293

出版社内容情報

突然の転校先は廃校寸前の村立の分校。おまけに同級生はクセ者揃い。受験競争に危険信号!? それでも自称優等生は孤軍奮闘する!●エリート中学生星野優の目標は東大に入学し、卒業後は有名企業に入社すること。そのために日々勉強にいそしんでいたにもかかわらず、家庭の事情によって、計画が狂ってしまう。父方の祖父の家に身を寄せることになり、せっかく受かった私立中学から、山村の公立中学へ転校しなければならなくなったのだ。しかも、新たに通うことになったのは廃校寸前だという、過疎化の進んだ山村にある生徒総数16名という中学校。クラスメートはわずか3人。そのいずれもが頭を抱えたくなるクセ者揃い。どう考えても、東大を目指せる環境ではなさそうだ。こんな状況に甘んじてはいられない。何とかしてエリートコースへ軌道修正しなくては。こうして星野優の孤軍奮闘が始まるのだったが……。

笹生 陽子[サソウ ヨウコ]
著・文・その他

渋谷 学志[シブヤ ガクシ]
著・文・その他

内容説明

自称エリート中学生・星野優の目標は東大に入学し、卒業後は有名企業に入社すること。なのに、家庭の事情で過疎化の進んだ山村の廃校寸前の分校へ転校しなければならなくなった…。しかも、たった3人のクラスメートはいずれも全員クセ者。どう考えても、過酷な受験競争には向かなそうな環境だ。このままではいられないと優は、「逆風」に立ち向かおうとするのだけれど…。小学上級から。

著者等紹介

笹生陽子[サソウヨウコ]
東京都生まれ。慶應義塾大学文学部人間科学専攻卒業。1995年『ジャンボジェットの飛ぶ街で』が講談社児童文学新人賞佳作となる。1996年『ぼくらのサイテーの夏』でデビュー。同作品で第30回日本児童文学者協会新人賞、第26回児童文芸新人賞を受賞。2003年『楽園のつくりかた』で第50回産経児童出版文化賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Totchang

11
大きな文字(老眼鏡なしで読める)とルビのフラれた漢字で構成されたジュブナイル小説である。しかし侮ってはいけない。過疎化やLGBTなどの社会問題をしっかりと扱っている。常識という多数決で物事が進む社会を、新たな目で見る気持ちになったのは私だけではないと思う。2021/10/18

しずね

0
★★★★★ 図書館本すれ違い始めた辺りからどうなるんだろうとハラハラしていたらまさかのラストでした!でも結果としてハッピーエンドなら良かったです。2016/01/28

かつ爺

0
自分の中学生の頃も主人公と似たような理屈っぽく勉強に逃げてしまう嫌な性格を一面で持っていたなと思い出す。もっと素直に生きるべきだったと63歳になった今頃に考えさせられる本だった。 残りの人生、もう少し素直に人のためになる生き方を考えて行こうと思った。2021/09/15

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