出版社内容情報
福永 令三[フクナガ レイゾウ]
著・文・その他
椎名 優[シイナ ユウ]
著・文・その他
内容説明
『クレヨン王国の十二か月』で、12の悪いくせをなおしたシルバー王妃。飲む人の口からわがままをすいとる、野菜の絵のついたカップを使って、「完全な王妃」としてすごしていました。でもそれは、つらくてつまらない毎日でした。ある日、一年牢という巨大な迷路におちた王妃は、カップからぬけだしたわがままな野菜たちと旅することに。ロングセラーを新しいイラストで!小学中級から。
著者等紹介
福永令三[フクナガレイゾウ]
1928年、名古屋市に生まれる。早稲田大学文学部国文科卒業。すぐ文筆生活に入る。1956年に第9回オール讀物新人杯、1963年にモービル児童文学賞を受賞。1964年、『クレヨン王国の十二か月』で第5回講談社児童文学新人賞受賞。1968年より1988年まで、自然に親しむ心をもった児童を育てる目的で学習塾をひらく。2012年逝去
椎名優[シイナユウ]
奈良県生まれ。1998年、第5回電撃ゲームイラスト大賞金賞受賞。パッケージデザインやキャラクターデザインもてがける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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ねこうさ✿
2
新装版、新十二か月の旅。折角なのでクリスマスイブに。前回読んだのは3年くらい前だろうか。それぞれの月の内容を大分忘れていたので新鮮な気持ちで楽しめた。消ゴムの猿の先生と手紙が手紙でなくなったら、の話が好き。おにぎりとハンバーガーの戦争終結場面の歌には感動。イラストは現代風になりつつも他の青い鳥文庫の作品と比べると控えめな漫画っぽさ。三木さんのデザインを尊重しつつ…というのも大変そう。2013/12/24
ビットロン
1
クレヨン王国シリーズ、久しぶりに読みました。まるでロールプレイングゲームをしてるみたいにわくわくしながら読めました。2013/12/14
道錬
0
後で読もう後で読もうと思っていた作品。キャラクター作りの面白さはこの著者から学べる。2016/10/14
さき
0
十二支の動物が出ていたなんてきずかなかった!2015/11/16
ニャーテン
0
お話のおもしろさや落ち着いてしまったシルバー王妃の魅力が若干パワーダウンに感じたが、「ありのままの自分」というテーマは深く、ページの途中途中で考えさせられた。完璧を求めるばかりでなく、欠点は長所にもなるという見方に元気が湧く。結局一番わがままなのは王様だよなぁw2013/12/26