出版社内容情報
未来がわかる「未来屋」、猫柳健之介と、小学6年生山村風太のひと夏の冒険。ワクワクがたっぷりつまった、はやみねワールド全開!山村風太の奇妙な夏休みは、1学期最後の日、「未来を知りたくないかい?」というひとことから始まった。風太と「未来屋」猫柳健之介のひと夏の冒険!
夏休みのワクワクとドキドキが、たっぷりつまった、夏休みの読書にぴったりの作品です。
はやみね かおる[ハヤミネ カオル]
著・文・その他
武本 糸会[タケモト イトエ]
著・文・その他
内容説明
夏休み前日、「未来を知りたくないかい?」と未来を売る「未来屋」の猫柳と出会った風太。この出会いから奇妙な夏休みがはじまった。風太の住む髪櫛町には、子どもが消えるという「神隠しの森」、「人喰い小学校」や「人魚の宝物」など、不気味な伝説がたくさんあって!?「神隠しの森」を自由研究のテーマにした風太に謎が立ちはだかる!?ドキドキの夏休み冒険ストーリー!小学上級から。
著者等紹介
はやみねかおる[ハヤミネカオル]
1964年、三重県に生まれる。三重大学教育学部を卒業後、小学校の教師となり、クラスの本ぎらいの子どもたちを夢中にさせる本をさがすうちに、みずから書きはじめる。「怪盗道化師」で第30回講談社児童文学新人賞に入選
武本糸会[タケモトイトエ]
大阪府生まれ。イラストレーター、漫画家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みっぴー
55
夏が終わる前に!と思い、タイトルに『夏』がつくものを(^^;)未来を売る男猫柳さんがいきなり小学六年生の風太の家に転がりこんで、一緒に夏休みの自由研究をすることに。ファンタジーものかと思いきや、なかなかどうして、本格的なミステリ。風太の町の不思議な言い伝えを解き明かしていく、人の死なない日常の謎。誰もいない商店街の話がめちゃくちゃ面白かったです。作中にメフィスト賞や乱歩賞のことが出てきたので、作者の方は、やっぱりミステリの心得がおありらしい。はやみねさんの他の作品も読んでみたいです。2017/09/18
はるき
34
はやみね作品は青い鳥文庫によく似合う。子供に夢を与える作風ですが、なかなかに骨太な構成で嬉しくなります。好きだなぁ。2017/10/28
作楽
11
不思議な話でした。 子供に人気なんだそうですが、最初に読んだ話がサイコパスだったので、同じ作者だと思うと微妙です…。もちろん多様性はあると思いますが。2017/11/26
ほたる
9
未来が見える謎の人物、猫柳とのひと夏の思い出。自由研究を通して神隠しの謎に挑む。色々ぼかされて描かれている印象があるが、結末で起きたことはきっとずっと忘れることがないのだろう。風太くんが普通に鋭い推理で賢いなと感じた。赤い夢らしさもありゾッと…2021/06/10
こゆ
5
小5、一人読み。2024/08/02