出版社内容情報
わたしを変えた、あの夏の5日間 生まれてこなければよかったんだ……。小学4年生のときから変わらない思いを胸に、家を出た中学2年生の絵亜。偶然の出会いが、絵亜を、周囲を変えていく。
内容説明
絵亜は私立中学の2年生。「こんな家にいたくない!」―眠っていた思いが、ある日突然わきあがってきた。小学校の同級生・佐和子が絵亜を連れていった先は、謎の人物が居場所をなくした子どもたちを受け入れている「シェルター(避難所)」だった。絵亜はそこで、自分とはまったく違う環境で生きてきたチヒロやシュースケに出会う。ともにすごした秘密の5日間で、大きく変わっていく絵亜たちの姿を描く。中学生向け。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Hong Kong
19
3月コミュニテイ参加本。お題は、アルファベットが入った日本語の本。 いつもの青空文庫ならぬ、青い鳥文庫。むむっ。中学生向けとは言いつつ、いやいやおばさんに丁度いいですよ。中学高校あたり、こういう家出したい気持ちなど抱えている頃に共感するような物語でもない気がする。。。。読み終わったあとには著者もあとがきで書いているように、15−17歳ぐらい(2003)の登場人物たちが今22−25歳(2011)で、フィクションだけどその後がどうなっているかが気になった。2023/03/19
退院した雨巫女。
11
《私‐図書館》正直、8年前に書かれたとは思えない。しかし、あり得る話だなあと思った。2011/09/13
hirayama46
4
再読ー。toi8イラストの本は何回読んでもいい、という気持ちがあります。内容も適度に記憶が薄れていて率直に楽しめました。青い鳥文庫としては家出やドラッグ、さらにはもっと危険な……というなかなか過激な要素を扱っていつつも、あまりアンダーグラウンドな雰囲気でもないのは、ヒロインのエアと恋愛対象であるシュースケにクリーンな感じを保ったままでいられているからかもしれません。闇堕ちしなくて良かった……。2019/08/14
最早
2
面白かった。不安定な日々の中で、危ない橋を渡ってでも愛を求める思春期の心情が、すごくすんなりと理解できたような……気がする。でも優しくて、読みやすくて、本当に良かった。2023/05/16
hautan
2
図書館本。何となく物足りなかった。子供向きなのにちょっと刺激的な内容の所もあって・・・★22016/08/13